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参加することに意義あり!!今年も参加したいなと思うのですが・・

今年ももうすぐ終わります。
振り返ってみると、1月・7月と手術入院をし、それで終わらず10月に蜂窩織炎で10日間入院して退院したと思ったら、治りきってなかったのか11月に又病院へ逆戻りし、今度は20間も入院することになりました。

皆さまにはずいぶんとご心配いただき、温かいお見舞いの言葉もたくさん頂戴いたしました。
本当にありがとうございました。

沢山のコメントにお返事書いてはみたものの、安静第一で過ごすようにと言われ、足を高くしてのヨムは可能でしたが、そんな状態でカクの方はとても大変で、返信も数人書いただけで途中でやめにして、ご厚意に甘えてお許しいただくことにしました。

凄い痛みが何日も続いて、さすがの我慢強いお婆さんもお手上げでしたが、今では嘘のように痛みはなくなりました。
またいつものように、カクヨムライフが楽しめます。皆さまには心から御礼申し上げます。ありがとうございました。


さて、長くなって申し訳ありませんが、
カクコン10に参加するにあたり、カクヨム若葉マーク時代に投稿した「噺家ごっこ」を出してみたいと思いました。

これは仲間達で作った落語研究会の、実際の活動を記録として書き、そこに物語として少しばかり色を付けて書いたものですが、読み返してみると仲間内では分かることでも、落語や寄席に馴染みのない方にはどうかな、と思えるところもあり、少し手を加えてみたり致しました。

皆で大笑いして喜んでいたことでも、仲間内で分かっているだけで、読む方には何で?ということもありました。
例えば、不動産屋の山木さんに「山木家四畳半」と師匠が名前を提供すると、彼の母君がもの凄く嫌がりました。

私もその時には、何故に嫌がるのだろうか、そして仲間達が何とまぁ嬉しそうに笑っているのだろうか、と思いました。
後ほど分かったその訳を書かずに、「嫌だというので、ではこちらの名前を」、でスンナリと終わらせておりました。

この作品を、落語や寄席に馴染みのない方にも読んで頂けるようにと、少し手直しをしてみましたが、これをカクコン10に応募するにあたって、新しく出来た作品のように投稿してもよいのかどうか迷っています。

それと、2~3話をまとめて投稿するには、投稿時間を同じくすれば1話終えると次のエピソードにいく、となれるものなのか、やり方が分かりません(ダメな婆さんでスミマセン)

カクヨムに2年半もいる私なのに、そのような初歩的なことも分かっていなく手困っています。
ご教授願いたいのですが、よろしくお願いします。(確か去年も何か教えていただいて、無事に参加できました🙇)


16件のコメント

  • ①カクコン10に応募するにあたって、新しく出来た作品のように投稿してもよいのか。
    →大丈夫ですよ。
    既存作を一旦非公開にして、改稿して順に公開していく方法と、
    新たに新規作品として改稿バージョンを公開していく方法の2つがありますね。
    そのどちらの方法をとるにしても、カクヨムコン参加の為に改稿されたことを周知するために「カクヨムコン参加用。改稿版」等の表記を副題として入れておくと、読者に分かりやすいと思います。

    ②2~3話をまとめて投稿するには、投稿時間を同じくすれば1話終えると次のエピソードにいく、となれるものなのか。
    →下書きの状態でのエピソードの順番がそのまま反映されますよ。

    落語や寄席のお話、楽しみです。
    が、
    ご無理は無さいませんように!
    (*^^*)
  • こんにちは

    痛みがなくなったとのこと、良かったです❤
    カクヨムもですが、ほかのことも痛みがあると楽しめません
    ゆっくり静養しつつ、何事も楽しんでくださいね

    結音さまがすべてお答えしていらっしゃって、私などもなるほどなとなっていますが、アドバイスを一つお送りするなら

    毎日一話ずつ投稿のほうがいいです

    と、いうことです

    1万字の短編にしても、10万字の長編にしても、一気のドバっと出すよりは毎日投稿のほうが読者の目に触れやすいようです
  • すいません。
    私も良くわからなくて。
    参加しようか、どしたもんか?と
    ふと、こちらを読ませていただきました。

    さすが、結音さん、歩さんですねー。
    私も感謝でーす。
  • お邪魔します。

    カクヨムコン参加されるのですね。
    頑張ってください。

    投稿についても詳しい方がおられてよかったです!

    蜂窩織炎は、今日テレビで取り上げられておりました。
    皮膚の炎症のひどいものとのことで、傷みもかなり強いのだとか。
    やっと痛みも治まってきたとのことで、ひと安心です。
    でもご無理のないように!
    お大事になさってくださいね!
  • Yuine(結音)さま

    早速教えて下さってありがとうございました。助かりました。

    「カクコン参加用。改稿版」と表記し、投稿することにしました。
    色々と自分なりにやってみてるうちに、既存の作品の第1話が消えてしまいました(笑っちゃうでしょ!?)

    なので、お教えいただいたように、新しく改稿版として応募してみます。
    ご親切に感謝いたします、ありがとうございました。
  • 歩さま 

    ご親切に感謝いたします。
    確かに全話をどっと一気にだしちゃうと、ただでさえ読んでもらえそうもないものが、そんなにたくさんあるのか、なら読まないよ、となるに決まってますものね(私なんかの場合ですけど)

    アドバイスいただいたように、1話づつ更新したいと思います。
    最初の1・2話は、短いですし、曲のイントロみたいなものですので、2話一度に公開します。(と、いう、それ程のものじゃないんですけど、ね)

    身体のこと、アドバイスのことなど、ありがとうございました。
  • 菜の花のおしたし さま

    蜂窩織炎の凄さに思い知らされたのに、こうやってカクヨムコンに夢中になって、忘れそうになっています。ダメですね😅

    参加を迷ってらっしゃるようですが、ぜひ参加いたしましょう。
    去年、参加の仕方も分からないまま、皆様に手とり足とり指導いただきながら参加して、とてもワクワク楽しい時を過ごしました。

    お互いに応援し合ったりして、お祭り気分に浸りました。
    ぜひぜひ、ご一緒に、ねっ。
  • 小烏つむぎ さま

    ご心配いただき、ありがとうございました。
    ようやく痛みがなくなりました。しかし、安静にしていたせいで、歩きが覚束ない状態になりました。
    ヨチヨチ歩きから、少し進歩しましたが、まだまだ外を散歩する勇気がありません。

    酷いものですよねえ。痛い思いをしたうえ、うまく歩けなくなっちゃったりするんですからね。
    再発しやすいと言われて、また更に恐い思いをしています。
    でもカクヨムで、それらを吹っ飛ばしています。
  • カクヨムコン、頑張って下さい。治癒の方も。
  • ローバちゃん、こんばんは😊

    痛みも治まってカクヨムコンに参加されるだけの元気さに回復されたようで良かったです\(^o^)/
    なんてったって参加することに意義がありますからね。
    「噺家ごっこ」面白かったので楽しみです(^^♪
    頑張って下さいネ。

    色々皆様が教えて下さり良かったですね。
    私も参考になりました。

    実は私も参加しますよ( ´艸`)
    カクヨムコンのヨムで参加です。
    応援してます!!
  • @fumiyaさま

    お心づかいに感謝しております。ありがとうございました。

    痛みはすっかりなくなり、朝晩2回、両足に薬(クリーム)を塗って頑張っています。
    共に?カクヨムコンも頑張っています。
  • この美のこ さま

    のこちゃんには「噺家ごっこ」最後までお付き合いいただきましたね、ありがとうございました。

    のこちゃんは本当に辛抱強く、こんなもの読んでやろうという奇特な方で、感謝しております。

    今回は、前に書きそびれていたことや、寄席や落語に対して、ちょっとは丁寧な説明なども書き添えて、改訂版ということで参加しました。

    足の方ですが、完全に治ったかどうかは、24日の診察で言ってもらえると思いますが、どうなることやら。
    なにしろカクコンで夢中になって、安静をさぼっているのでちょっと心配です・・😅

    のこちゃんは今回はヨムの参加ですか。
    前回のように、エッセイで参加というのはいかがですか?
  • 凄い、意欲的ですね!私と言えば成るように成るかなあ、とお気楽に考えております。
    現に先日の続きを鼻唄混じりに書いいたら、とんでもなく長くなってしまいました。やむなく途中で切った次第です(*꒦ິ꒳꒦ີ)
  •  「ローバちゃん こんにちは!」
    「おや、誰かと思ったら、のこちゃんがのこのこやって来たってわけかい?」
    「そうでーす♪ 鹿の子のこのこ虎視眈々♪」
    「なんだいそりゃあ?」
    「アニメの歌だよローバちゃん」
    「あたしゃアニメは『北斗のげん』しか見てないよ!」

     北斗七星は天の守護神。天乱れた時、天をも破るといわれた、北斗神拳究極の秘奥義だ。
     右腕を斜め上、左腕を斜め下にし、右腕を胸の前にもっていき、ひじをまげ、顔全体の少し左に相手に向けて手をパーにする。 右腕のひじをまげたまま、手を左に向けたまま猫の手にする。左は腹にもっていき、右腕ほどひじをまげないで 手を前右斜めに向け、小指と薬指の先を指の1番下の関節に置き、中指の一番先の間接をほぼ直角に曲げる。 親指は間接ではないげ、目立つしわから親指の先までで半球ができるようにする。 そして、両腕で北斗七星を描く。描かれた北斗七星が、キラーン★と光る。

     天破の構えを完璧に再現したローバちゃんはキメ顔だ。

    「そんな事よりローバちゃん!」
    「の、のこちゃん! もっと『北斗のげん』を掘り下げちゃくれんかの!? あたしゃ足腰が治ったんだい、ほれ、天破活殺! 北斗柔破斬! 北斗千手壊拳!」

     凄いドヤ顔でのこちゃんをみるローバちゃん。

    「そんな事よりローバちゃん!」
    「……なんじゃ?」

     と、非常に不満そうな顔をするローバちゃん。

    「良いお店を見つけたから、これからお茶しない?」
    「やたらとせっつくから何かと思えば、こんなローバをナンパかい?」
    「そうそう♪ ローバちゃんを連れ回しに来たの♪」
    「ところでのこちゃん、その店は魔物は入れるのかい?」
    「……え〜と。魔物って?」
    「ほれ、まんじゅう」

     ローバちゃんはのこちゃんの手の平にまんじゅうを置いた。

    「美味しそう♪」

     のこちゃんはぺろりと唇を舐めた。

    「拳盗捨断《ローバチョップ》!!」

     のこちゃんの手にローバちゃんのチョップが炸裂して、手から転げ落ちたまんじゅうを回転キャッチするローバちゃん。

    「いった〜い! 何すんのよローバちゃん! まんじゅうって言って寄越したのローバちゃんじゃない?」
    「まんじゅうは食いもんじゃないやい!! 魔物だい!」
    「何言ってるの、ローバちゃん? 饅頭は饅頭でしょ?」

     ローバちゃんはまんじゅうをフニョフニョ擦りながら話しかける。

    「まんじゅう、大丈夫かい?」
    「ローバちゃん、まんじゅう、だいじょぶ」
     
     ローバちゃんに話しかけられたまんじゅうは、フニョフニョ動いてそれに答えました。

    「はわわっ!? 饅頭が喋った!?」
    「だから違うと言っておろう。まんじゅうは饅頭ではなく魔物なんじゃと」
    「本当に魔物なんているのね?」
    「存外飲み込みが早いねぇ?」
    「さっ、ローバちゃん行こっ♡」
    「だから、魔物は──」
    「──まんじゅうちゃんは可愛いから大丈夫♪」
    「どんな方程式だぃ!」

     のこちゃんはローバちゃんを家から引っ張り出して、自分の車に乗せました。

     のこちゃんの車はローバちゃんの家を経つと、すぐに近くの高速道路へと入りました。車はグングン加速してゆきます。

    「のこちゃん、このちゃん、高速なんかに乗っちゃって、一体全体何処へ行こうってんだい?」
    「え? 言ってなかったかなぁ? お茶しに行くんだよ? お茶♪」
    「お茶しに行くだけで高速使うのかい?」
    「あ、ローバちゃん下道でゆっくりの方が好きだったぁ?」
    「いんや、こちとら新幹線やら高速車椅子やらで速いのには慣れっ子でぇ。なんでそんな遠い所へ行くのかって意味だよのこちゃん?」
    「ん〜、よく考えてよローバちゃん? 私ってば広ぉ〜い島から車に乗ってローバちゃん家《ち》まで来てんだよ?」
    「……そりゃ遠いのかねぇ? それはそれとして、ここはどこだい?」
    「うん、どこだろう?」
    「高速走ってたんじゃないのかい?」
    「うん、何故か森の中だねぇ? カーナビのせい?」

     鬱蒼と茂る森の道なき道を行くのこのこ号は、いつの間にか木々が疎《まば》らになり、草花が増え始め、妖精が飛び交うお花畑を走っておりました。

    「わあ、ローバちゃん、ローバちゃん、綺麗だねえ!?」
    「のこちゃん、綺麗だけど、ここはどこなんだい?」
    「妖精さんの国?」
    「カーナビにはクマさんの国と表示されとるのお?」
    「本当だ。胸に赤いリボンをした赤いほっぺのピンクのくまさんがいる! かわいい〜♡」

     ピンクのクマさんがブンブン手を振ると、のこのこ号はいつの間にか高速の出口を通り抜けました。

     高速の出口を出てローバちゃんがカーナビを見ると、ある高等学校の近くを表示しておりました。

    「のこちゃん、この辺りのようだけどねえ?」
    「ローバちゃん、ちょっとあそこの生徒に聴いてくるね!」

     のこちゃんはそう言うと車を路肩へ止めて、高校生カップルに声をかけました。

    「ねえねえ、この辺りに『鳩小屋』って言う喫茶店があるはずなんだけど知らない?」
    「え〜っと……、あやちゃん知ってる?」
    「ユート先輩何言ってんのよ? すぐ目の前にあるじゃない?」
     のこちゃんとユート先輩が、あやちゃんの指し示す方向を見ると、ビルの理髪店の下に半地下になったお店が見えました。

    「え? あ、本当だ!」
    「半地下になってるから判りにくいんですよぉ〜! でも、実は私もまだ行ったことないんですよ、ユート先輩?」

     あやちゃんがキラキラした目でユート先輩を見ました。クリティカルヒット! ユート先輩は9999のダメージを受けた。

    「あ、あやちゃん、今度一緒に行こっか?」
    「え!? 本当にっ!?」
    「うん、本当!!」
    「やったー!!」
    「二人とも、教えてくれてありがとね! で、二人はどこまでいったのかな?」

     のこちゃんが質問した途端に二人とも顔を赤くしてもじもじし始めました。

    「うふふ♡ それじゃあね!」

     のこちゃんは二人にブンブン手を振って車に戻ると、近くのパーキングに車をとめました。

     車を降りた二人は喫茶鳩小屋の入口横にある鳩のオブジェを見ました。

    「喫茶鳩小屋?」
    「ここのマスターとSNSで知り合ってね、一度お店に遊びに行きたいなあって思ってたの!」
    「お茶をするのにわざわざ車に乗るから、どんなにか立派なカフェなんだろうと想像したけど……普通だねぇ?」
    「ふふん♪ まあまあローバちゃん、いいから中に入ろうよ!」
    「あいよ」

    ──カランコロンカラン♪

    「くるっぽー」

     のこちゃんはにっこり笑いました。

    「こんにちは鳩マスター、のこですよ!」
    「いやいや、のこちゃん? 今この人『くるっぽー』って言わなかったかい?」

     のこちゃんはニコニコしながら首を傾げました。

    「いらっしゃいませ」
    「ほらローバちゃん、きっと気のせいだよ!?」
    「あたしの空耳かい? 失礼したねマスター、邪魔するよ!」

     二人は店を一巡見回すと、揃ってカウンターに腰掛けました。

    「わあ、本当に立派なカウンター!」
    「一枚板のカウンターとは贅沢だねぇ、ところでマスター?」
    「はい」
    「この店は魔物の入店は大丈夫なのかい?」
    「はい。お店に入れば皆お客様でございます」
    「この子はスライムの『まんじゅう』。ほら、まんじゅう挨拶は?」
    「まんじゅう、です、ヨロシク?」
    「はい、いらっしゃいませ。ご注文は如何なさいますか?」
    「じゃ〜あ〜、何かおすすめのデザートとそれに合わせた飲み物をいただけるかしら?」
    「かしこまりました」

     マスターはそう言うと、オーブンに何か放り込んで、コンロにフライパンを置きました。たっぷりのバターを入れ、そこへ赤と黄色の棒状のものを入れて焼き始めると、バターの香りがフワッと漂って来ます。
     焼色の付いた棒状のものを取り出し、半分をお皿に盛り付けると、パラリと塩を振り付けました。
     次第に甘い香りが漂って来ました。そしてマスターが氷水に何かを入れたようです。少しすると、氷水に入れたものをザルに移し、水が切れるとお皿に移します。
     オーブンが鳴って取り出したものを少し冷ますと盛り付けます。
     更に、冷蔵庫から何かを取り出してデコレーションしてゆきます。

    ──ことり。

    「どうぞ、いもくりなんきんのア・ラ・カルトとなります。こちらから順番に、紅はるかの干し芋の塩バター焼き。それに砂糖醤油を絡めた大学芋風。丹波栗のマロンパイ。えびすカボチャのプディングとなります」

     ごくり。のこちゃんとローバちゃんは、思わずつばを飲み込みました。

    「見ただけでわかる! こんなん絶対に美味しい!」
    「のこちゃん、先にいただくよ!」
    「わわわ、私も食べる!」

     二人同時に口に入れました。するとどうでしょう。二人は動かなくなってしまいました。

    「ん──────っ!?」
    「……これは……!?」
    「「美味しすぎる!!」」
    「まず塩バター焼きだけど、表面はこんがりと香ばしく、噛むと食感はもっちりねっとりとして、染み込んだバターとの相性がもう……最高!」
    「うぬぬ。そしてこのひと塩がにくい。この塩味が甘いだけの芋からぐっと芋の味の輪郭を形作っておるわ、にくい!」

     順番に次は大学芋風のものに手を付ける。
     テラテラと琥珀色の飴が店の照明を反射している。ほのかに醤油香りがする。
     カリッと良い音をさせて、二人は芋に歯を立てました。

    「甘ぁ〜い! 甘くて美味しい!」
    「醤油の香ばしい香りで塩バターからバター醤油味に変化してこれもまた旨い!」
    「マスター?」
    「はい」
    「それは何か飲み物かしら?」
    「こちらは焙烙《ほうろく》と言って茶葉を焙じるものですね」
    「焙じ茶!」

     マスターは焙じた茶葉を急須に入れるとお湯を注ぎ入れました。じゅっと音を立てて良い香りがフワッと広がります。

    ──ことり。

    「お待たせしました。焙じ茶でございます」
    「まさか焙じたての焙じ茶を飲めるとは思わなんだ。……ん、んまい!」
    「本当、甘かった口の中がスッキリ爽やか! ローバちゃん、来て良かったでしょ?」
    「本当に。……それよりマスター、なにやってんだい?」
    「え? いや、まんじゅう様にも何か……」

     見るとまんじゅうの前にも芋、栗、南瓜、そして茶葉が置かれている。

    「まんじゅうや、食べれるのかい?」
    「まんじゅう、食べてみる!」

     まんじゅうがお皿に用意された芋や茶葉へと身体を伸ばし、シュワシュワと体内に溶けてゆきます。

    「食べれる!」
    「美味しい?」
    「美味しい? まんじゅう、わかんない」
    「それはそうか……味覚なんてものはないのだろうね?」

     そんなまんじゅうをニコニコ観察しながら、二人はマロンパイへと手を伸ばします。
     小さいけど、栗を丸ごと包んだくらいの大きさがあります。一口で食べてしまえるくらいの大きさですが、二人とも半分口にします。

    ──サクッ。

    「これは……」
    「のこちゃん、栗の渋皮煮が丸ごと入ってるよ?」
    「ローバちゃん、渋皮煮! それだ! それからこのクリーム状のものは……?」
    「栗ペーストのクレームダマンドです」
    「マスターさん、これ、いくつかお持ち帰り出来ないかい? 村の人にお土産に持って帰りたいんだよ」
    「良いですよ」
    「ありがとうマスター! みんな喜ぶよ!」

     次に二人は、ガラスの器に入ったえびすカボチャのプディングを手に持ちました。

    「えびすカボチャのプディング、生クリームとカボチャの種を添えたものです」
    「マスター、プディングの部分が二層になってるよ? 下のカボチャの部分はわかるけど、上の層の白い部分は何かしら?」
    「パンナコッタですね」
    「のこちゃん、パンナコッタって何だい?」
    「生クリームをゼラチンで固めたものだよ、ローバちゃん」
    「旨い。ちゃんとカボチャだねぇ? しかも濃厚。 なのにくどくない甘さだねぇ」
    「美味しい!! カボチャプディングってザラってしてるイメージあるけど、滑らか! カボチャだけだとまったりしそうだけど、パンナコッタと合わせることで、とっても優しい味になるのね!」

     マスターはシャカシャカと焙烙を振っています。二人はワクワクしながらそれを眺めます。鮮やかな手さばきで急須から注がれるお茶は勢いよく、最後の一滴まで注がれました。

    ──ことり。

    「玄米茶だね。それもこんなに香ばしい炒りたての玄米茶は飲んだことがないね」
    「……ほんと! とっても香ばしくって美味しい!!」
    「喜んでもらえてよかったです」
    「ねぇマスター?」
    「はい」
    「一日五杯限定の水出しコーヒーはまだあるかしら?
    私、いただきたいわ?」
    「かしこまりました。温めは?」
    「そのままで結構よ?」
    「あたしは温めていただけるかい?」

     マスターは手際良くひとつを温めて同時に出してくれます。

    ──ことり。

    「あら、凄い濃いわね。ガラス面にねっとり付着するほどトロリとしてる。苦くないかしら?」
    「いえ、軟水を使っているので、むしろまろやかで優しい味を楽しめると思いますよ?」
    「あらほんと。口当たりが優しくって、雑味もないスッキリしているのに、とっても濃厚な風味」
    「温かい方も良いねえ。何より香りが凄く良いわねぇ!」
    「ありがとうございます」

     お皿の上の残りのスイーツを綺麗に食べ終えると、コーヒーを飲みながら雑談に花を咲かせる。

    「マスター、美味しかったわ? また来るから、美味しいもの用意しておいてね?」
    「かしこまりました」
    「マスター、今度来た時は北斗神拳の奥義を見せてあげよう!」
    「え? それ、見せて大丈夫なやつですか?」
    「マスター、まんじゅう、また来るー!」
    「まんじゅうちゃん、今度はドクダミ茶用意しておくね?」
    「「なぜっ!?」」

     ローバちゃんとのこちゃんは、ブンブン手を振って店を後にしました。

    「またのお越しをお待ちしております」

     車に戻る途中、ローバちゃんはのこちゃんに言いました。

    「のこちゃん、ここで良いよ」
    「何言ってんの、ローバちゃん連れて来たんだからちゃんと送るわよ?」
    「黒王号!」

    ──ヒヒーン!! バカラッバカラッバカラッバカラッ……ザザッ!

     二人の前に見上げるほどに大きな、そして毛艶のいい黒毛の馬が現れた。

    「よしよし……さあ黒王号、家に帰ろう!」
    「おおう、まぢか……。じゃあ、ローバちゃん、気をつけて帰ってね?」
    「ああ、あたしゃ黒王号がついておるが、のこちゃんこそ迷うでないぞ!?」
    「わかった! じゃあ、ローバちゃん、またね!!」
    「さらばだ! ゆくぞ黒王号!」
    ヒヒーン!










         ─つづく?─
  • 先ずはお礼を申し上げます。ありがとうございます。

    こんなに長いお話、カクコンでお忙しいでしょうに、お時間を割いて書いて下さって、南斗お礼を言ったらよいでしょう。

    ちょいと娘からの聞きかじりの「北斗の拳」を、知ったかぶって使ったばかりに、沢山の技を使ってのお話に仕立てて頂きました。
    もう嬉しくてボーっとなり、この様子を見たら「お前はすでに死んでる?」って言われかねない。なんともはや・・

    そしてのこちゃんの友情出演までも、ときては、ケンシローバ(ケンシは無断で使うな!?と? スマンこって)は舞い上がってまうぞなもし。
    いやいや、舞い上がらせないでたもれ。何しろ超嬉しがりのケンシローバ、じゃない只のローバは、もう舞い上がり過ぎて昇天してまいそうよ。
    蛇?否、じゃによって、あまり喜ばせんでくれ玉ちゃん(古いなぁ)

    そして何処かへ連れて行ってくれるのはいいが、遠い遠い所でお花畑が・・・というと!? もしや三途の川を越えた、かのお花がたくさん咲いている、妖精やら天使やらのいっぱいいる遠い遠い所かと、ギクッときちゃって・・ゾクッときちゃって・・くわばらくわばら太鼓腹

    して、のこちゃんの質問だけど「二人はどこまでいったのかな?」
    これってアレ? どこまでって私の想像することと同じアレかな? それとも、トンボとり 今日はどこまで行ったやら、のどこまで と、、、同じ訳ないね明らかに。忘れてたも。

    さて、お茶しに行った場所は大霊界、じゃない、大正解だったわねぇ。
    お茶もお菓子もうまかっちゃん、で、こんなのはじめ君で味もヨシ子ちゃんよ~
    饅頭いや、この可愛いスライムちゃんには饅頭の名は似合わないワン。可愛いお名前頂戴ませませ。

    ああ、とりとめもないことばかり書いてしまったワイワイ・ガヤガヤ、あぁうる聖子ちゃん。
    夜も更けたことだし、ケンシ老婆(ケンシは忘れろ!!スマン)は天にかえる・・いやいや天は嫌だ、まだ行けないよン!!

    元いたところに帰るとしよう。のこちゃんは高級車でお帰りなさいな、気を付けてね、またお出かけしましょうねぇ。
    あ、ほな(阿保な、ではないよ~ん)黒王号家紋、じゃない、カモーン!!
    あっ、ダメだいけない!! ラオウに怒られる。
    強いんだよ彼!! 半端ないって、大迫半端ねえ~、ちゃうか?ちゃうな、うん。
    だが強いのはホントだよ、お~こわっ、ブルブルブルブル・ブルドック。
    なに?ソースちゃいまんねん、犬でんねん。

    あ~。何言ってんだか? たりらりら~ん、のこにゃにゃちわ~
    ヒヒーン・・  

    ああ、行っちゃったか、静かになったな、良かった(世間の声)

    ***かごのぼっち様 年老いた老婆を余りのせないでたも!!
    興奮状態継続で眠れなくなりそう。困るぅ~ ZZZ・・zzzz suyasuya
    言うことが違う? これ又、許してたも。おやぷみぃ

  • ふふふっ、かごのぼっちさんは半端ないですね。面白かったです。

    この近況ノートの皆さんのコメントが楽しかったです♪
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