「WW2 戦記」を含む小説

1940年春、ドイツとフランスに挟まれた小国アルデンヴィアは滅亡の危機に瀕していた。 北の名家ヴァルテンベルク家の次男エリックは父からある重要なものを託され、フランスへの脱出を指…

　激戦区の第１６ブロックに、訓練も終えていない１７の少年で、底抜けに明るい性格の持ち主の新兵が配属される。押され気味の戦線、いつまでも始まらない反撃に、暗くなっていた第１６ブロッ…

1930年代は混迷の時代であった。 貧困や経済格差、過激思想の蔓延、終わりの見えない混乱、まさに世界中が「カオス」であった。 そしてその混迷は遠く南極大陸、ペンギン王国にまで広が…

一九四六年、八月六日。大日本帝国は米軍による帝都東京の占領で降伏した。 原爆を広島、長崎、千葉の三箇所に投下され、ソ連が対ドイツ戦で消耗しきっていたことから、ソ連の対日宣戦布告の…

一騎当千の撃墜数3桁オーバーの撃墜王 00ナンバーを持っている凄腕諜報員 大魔法で敵大隊を吹き飛ばす大魔導士 そんな物語ではありません。 正確に言えば……そんな人達が居る中、健…

二〇二〇年の現代から、一九三六年の世界に転生した八人の若者たち。彼らはスマートフォンでつながっている。 第二次世界大戦直前の緊張感が高まった世界で、彼ら彼女らはどのように歴史を改…

スペイン風邪が男子の出生を激減させた世界。海軍軍令部の情報将校、神崎薫子は、女子ばかりとなった日本軍が負けないために奔走する。しかし、不思議な雰囲気を持つ英国美少女士官に首筋を噛…

『帝国』と周辺諸国が戦争状態に突入してはや五年。 東方戦域で負傷し治療中のカール・シュナイダー少尉は、昇進とともに第一一九装甲旅団への転属を命じられた。中隊長として着任した彼は最…

もし豊臣家が幕府を開いていたら？ もし日本がハワイ王国から真珠湾を租借していたら？ もしアメリカが日本人によって開拓されていたら？ そんな歴史のＩＦ―もしもから始まる、掌編小説作…

1941年。合衆国は連邦へ宣戦布告、侵攻を開始した。連邦は致命的な敗北こそ喫していないものの、国力、軍事力の差から押し込まれていた。 一つでも多くの兵器が欲しい連邦は民間向け軽…

　西暦２０××年。 　チートスキルに目覚めた者、チーターたちの存在が全世界的に認識されるようになった時代。 　増加し続けるチーターたちが無双し、社会に混乱が広がる中、人類は秩序…

短編用に修正した「雲海のゼロ戦」になります。

ある帝国の辺境を、新皇帝が訪れる。　彼女は……。　 後にＳＦ『 Ｌｕｃｉｆｅｒ（ルシファー） 』シリーズや、 エッセイ『文明の星』シリーズに発展した、独立の短編です。 次の作品…