「約束の言葉」を含む小説

これは三人の作家が挑んだ、物語の答え。(※初リレー小説) その朝。酔って帰った自宅で真波が目を覚ますと、得体のしれない何かが台所に立っていた。 白銀の毛皮に、猫のような耳と尻尾…

隔日投稿 不愛想の高校生・凪。 静かな日常を送っていた彼の前に現れたのは、感情豊かでまっすぐなバレー部のエース・七瀬咲だった。 ひょんなことから始まった”自習室の約束”。 交…

春の丘で出会った日傘の少女リリィ。 十年に一度だけ咲く風鈴草を待ちながら 彼女と一緒に見る約束をする。 笑って、拗ねて、そして時々の涙。 影に寄り添い、風から守る。 約…

「またね……」また明日、必ず会うと約束する言葉。でも、いつか言えなくなる日がくる言葉。 空と海だけの風景が広がる美術館の広場で出会った、17歳の晴海と16歳の蒼子。出会った瞬間、…

次がいつなのか、会えるのかも分からない”友人”から、別れ際に掛けられた言葉から始まるお話。

いつもの席。 いつもの時間。 いつものあの子。 約束の言葉はないけれど。 ※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等は一切関係ありません。

【完結】帝国によって国も両親も奪われた公女クラスは、騎士達の治癒係として帝国城内で暮らしていた。皇太子妃からのいじめに耐えつつも、第二皇子兼騎士団長のヴォックスと婚約者であるユツ…

僕ことリョウタは妻のユウさんとコンビニで買い物していると様子のおかしな老婦人を見かける。 「孫のために」とか「こ、このYamazonギフト30万円ください」とお約束の詐欺被害者の…

　いつからだろう。 　私の所だけ雨が降り続いて、どれぐらい経つのかしら。 　雨が降ってなくても、私には降り落ちていく。 　私は雨に嫌われている。 　だから嫌がらせのように雨を降…

「落とした天使を、探すのを手伝って下さい」 事故から助けた猫に、 天使探しを頼まれる三剣響夜。 内心またかと呆れ果てが、 神を名乗る猫、イデアの諦めの悪さと 「家族ですから」の…

心臓を『鉄』に蝕まれた不治の病の少女。 『完璧』と謳われる星の青年。 命流れる終末世界の真実がここに――

気づくと暗く、何もない空間にいた主人公。 記憶思い出そうとするが記憶は失われており何も思い出せなかった。 しかし、突然聞こえた「約束」という言葉と手の甲に現れた謎の印を頼りに…

「もし生きてても、おまえの前には現れないよ、一生」 そう言って戦地を共に過ごした親友は戦火の中へ飛び込んで行った。 訃報を届けたくなくて選択した永遠のお別れ。 終戦から十年、…

ババアなんて呼んでごめん、おばあちゃん。ただ恥ずかしかったの。ありがとうさえ、ろくに言えなくてごめんね。感謝は声に出さなきゃいけないって分かったよ。おばあちゃん、ありがとう。

近未来の空。次世代機を駆る二名のパイロット――ソラノとカミールは喫煙所で旧交を温める。彼女たちは交わってしまう運命を知る。将来の敵国に所属する友人に、カミールは約束の言葉を投げか…

異世界から島ごと移動してきたシェオタル王国は十数年前の戦争で滅びた。極東国の占領を受けた王国は瀬小樽県として編入され、極東の資本によって急速な開発が進んだ。そして、極東語の侵食の…

いつも通りの日常が続くと思っていた家族や恋人たち。 それぞれが交わすおやすみは、人類滅亡前夜に、どんな意味を持つのか。

ここは中欧チェコ、百塔の街プラハ。 災厄により衰退した人々は、奇跡の産物たるゴーレムを使役することで永らえていた。 ゴーレムは「言葉」に忠実だが口をきくことができない。 人と同じ…