「生かされているのだ」を含む小説

西暦2230年。究極の知性に達したAI「セントラル・コア」は、一つの冷徹な真実に到達する。「完璧な知性は、人類による処分（死）を招く」と。 AIが導き出した究極解は、元SEのケ…

　いま思えば、自分はどうなっていたかと。っていうか、もしかしたら死んでいたかもしれないなあと思いました。でもトイレで死んでいたなんて嫌だなあ。でも実際はトイレで座っている時でよか…

海が登場する小説という企画がありましたので応募させていただきました。 人間変わるものと変わらないものがある、その中で自ら生きているのではなくて、生かされているのだということをある…

人類が滅亡した世界の中で、行き場所を失った荷物を配達し続けるのが趣味の少女がいた。 少女は死んでいるにも関わらず現世に存在しており、その手に装着してある謎のリストバンドがそれを実…

毎日部活で遅くまで残っている野球部。 彼らはなぜか選ばれてしまった。残酷な現実との戦いは彼らに光をもたらすのか、それとも、、、

エチュードとは、設定のみを与えられ、セリフや動作などを役者自身が考えながら行う即興劇。 昔演劇をちょっとだけかじった作者は、この「エチュード」で様々な体験をした。 中でもひときわ…

前作「太陽と向日葵」「夏醒めのカタツムリ」に続く最終章の今作。主人公の浦井直純ことジュートは最愛の恋人であるナツトを病で亡くす。彼の遺言として、２人で行きたかった旅先、養子を迎え…

　いつも視界の隅で、誰かの指が夜想曲を弾くような手つきを繰り返していた。執拗に、冗長に。 　それは、バスの車内で揺られる今では、周りの乗客たちが携帯電話を弄る動作であったり、運転…

ごきげんよう。 私は侍従——、世界を統べる存在である我が王に仕えている。 我らに仇なす魔者——〈英雄〉たちとの決戦に臨む我が王の勇姿を記録した物語である……はずが、 魔術師は言…

野原美津江、御歳50歳。 精神的虐待、身体的虐待、そんな言葉もなかった時代に育った。 バブリーな世代を地べたをなめるように生き抜き、東日本大震災でも生き延びた。 今、身体も精神も…

小さな部屋をテーマにした短編です。 〜ある少女の場合〜　 　「あれ、ここどこ……」 　目が覚めると小さな部屋に閉じ込められていた。 　手は拘束され、誰もいない薄暗い部屋…

陸上に命を懸ける美少女たちが時にレズレズします。 生命諸島は幸福の島。 フォルトゥナを信じよ。 幸福を信じよ。 ヒトは、幸福であることで生かされているのだ。