「深夜0時」を含む小説

140文字の世界を《詩》のような形式美として捉えて、物語を紡ぎます。１話・完結。どこから読んでも楽しめる短編になります。 ほぼ毎晩・深夜０時更新予定。 ＊2025年9月12日…

深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。 日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人な…

深夜0時。誰もいないコールセンターで、私は一人、電話を待っている。 借金返済のために選んだ深夜シフト。 時給1800円。月に15回入れば、1年で完済できる計算だった。 電話は…

「……責任、取ってくれる？」 　深夜0時、俺の部屋にやってくるのは、教室では誰にもなびかない高嶺の花──白縫茉莉（しらぬいまり）。 　どこか余裕のある佇まいと、他人に媚びない…

真面目すぎて**「面白味がない」とレッテルを貼られていたミニスカポリスの刑事・佐藤。生徒から「陰気な権威」**と遠ざけられた教頭・木村。 抑圧された彼らが自分を解放するために選…

就活に失敗した主人公が見つけたのは、家賃二万円の格安シェアハウス。 出迎えた管理人は――なぜか中学生の制服を着た少女だった。 「ここに住むには、ひとつだけルールを守ってもらいま…

　大々的に予告状を出したのに、大寝坊した大怪盗グラスクィー。急いで盗み先に向かおうとするが……？

猫好きの、猫好きによる、猫の楽園！猫カフェ育ちの女子高生・猫好恋が、愛猫たちと仲間と共にVRMMO「Catopia ~猫の理想郷~」を創り上げる、壮大な物語。 ───更新につ…

玻璃野市の象徴、聖セレスティア教会。 年に一度の祭礼「零時の花嫁」の夜、結婚式を挙げていた花嫁・雪村澪が、祭壇にたどり着く直前で忽然と姿を消した。 残されたのは白百合の花束と、意…

夏のある日、若手ジャーナリストたちは都市伝説を追っていた。 「検索してはいけない――八月十五日の子守唄」 そう警告されながらも、彼らはその言葉の由来を探るために、ネット掲示板や廃…

深夜0時。 海辺の町に、決まって響く重低音のサイレン。 それが鳴ると、必ず一人、“選ばれる”。

9話＋エピローグ 深夜0時、国際空港が封鎖された。 通信は沈黙し、警備班は応答なし。 派遣されたのは、寡黙な分析官と直感型の現場捜査官。 “侵入者”の正体を追ううち、浮かび上がる…

夜になると現れる、外の化け物たち。 安全なのは、戸締まりされた家の中だけ。 だが、家を持たない者は、どうやってこの世界を生き抜けばいい？ ――気がつけば、俺は見知らぬ街でホーム…

都心と違い、深夜0時を過ぎた店は客足もまばらだ。深夜帯に訪れるお客は変わった人間が多いらしい。 祐里さんの自主企画に参加させていただいております。 「【書き下ろし1万文字以内】…

深夜0時。 街の片隅に、灯りのともる古びた食堂がひとつ。 深夜食堂(しのぶ) ふらりと迷い込んだ人は、なぜかそこに落ち着く。 一人の食事。だけど、寂しくはない。 どこか懐かしく…

メディアワークス文庫創刊１５周年記念アンソロジー『神様の本』発売を記念して、 『深夜０時の司書見習い２』に収録された「走れメロス編」をネタバレなしの特別編集版でお届け！ 『深夜０…

深夜0時にだけ扉を開く、名前も看板もない不思議なカフェ《冥府》。 その店には、社会から少しずつこぼれ落ちた“名もなき者たち”が静かに集う。 ある夜、常連客の一人が不可解な死を遂げ…

深夜0時、街は決まって夜霧に覆われる。”装置”で記憶を燃やして生まれる夜霧は、記憶を共有する街の文化だった。そんな街の隅で悪夢に悩む女性、レイはふとした思い付きからその記憶を夜霧…

「明日の深夜0時をもって世界は終わります。繰り返します。世界は終わります。」 どこからもなく無機質な声が響く。 男子高校生の裕也は地方の片田舎であくびをかみ殺して日々を過ごしてい…

2025年5月13日。火曜日。 深夜0時過ぎ。満月。 仕事を終える。 終電はもうない。 私は歩く。 私は橋の上。 私は欄干によりかかる。 蛍が飛んでいた。