「文学賞最終」を含む小説

幼い頃、父と旅の途中で雨に降られたさよは、親切な豪商に傘を貸してもらう。やがて時代は江戸から明治へ。別れ・辛苦・再会を経て、さよの心を解かしたのは……。一本の傘がつなぐ、やさしい…

［第12回「星新一賞」ジュニア部門、最終審査進出作品です］ 〜あらすじ〜 2024年。突如、「2025年に大いなる存在に人間が選別される」という予言が世界中で蔓延する。世界中の誰…

海って怖いよ。怖いものは惹かれる。でも、惹かれることもまた怖い。そんな海と人の間に生まれたのがあさぎだったらいいなと思う。 R-18文学賞最終でした！ありがとうございました。…

織田作之助青春賞　最終候補作　改稿。

ツヴィーベルムスターのこと ※第二回あたらよ文学賞最終候補作

統計商品の会社「ＩＰＴＵ」に勤める主人公は、同僚からある秘密を打ち明けられる。個人と組織、記憶と認識が交錯する会話劇。第66回群像新人文学賞最終候補作。

彼女と出会ったのはアメリカとメキシコの国境の街――エルパソだった。 日本を遠く離れて、ひとりで海外にくると、なぜか日本の風景を思い出す。 荒野の砂漠と故郷の空。 似ても似つかない…

結婚直前の婚約破棄。失意の中、追い打ちをかけるように洗濯機が壊れた！　やむなくコインランドリーに行ったら、乾燥機の中からアフロの悪魔が現れて、どんな願いも叶えてくれるというが………

突如飛来した隕石の影響により、世界は一変した。 それは――、感情が昂ってしまうと、なぜかラップバトルが始まってしまう奇病に、 世界中の男たちが冒されてしまったのだ！ 「私たちって…

毎年死にたくなる夏休みの最終日。にトラ転。 ちょい毒親持ちのキラキラネーム中二男子と、明日から夏季休暇で定時退社したい女神の会話。 夏休みの終わりはいつも大体死にたくなってたか…

【角川武蔵野文学賞】最終選考対象作品に選ばれました。皆さまのおかげです。本当にありがとうございます。 新型コロナウイルスで大学に合格できてもオンライン授業。家に閉じこもるしかな…

　人の手で作られた自然の地武蔵野に、人の手で作られた町「萱原キャンパスタウン」。 　文教都市と名高いその町に、祖母の経営するブックカフェがある。 　いいバイトになるというので、そ…

あらすじ：中国系米人記者リンに依頼され外国人娼婦たちを取材した帰り、僕は夜の港湾街で街娼らしき若い女性アンの姿を隠し撮りする。後日、取材した娼婦達が実はカタギだったことを彼女たち…

妻の作るデコ弁が恥ずかしいという理由で、会社の屋上で弁当を食べるようになった。 コンテストサイト『時空モノガタリ』時空モノガタリ文学賞最終候補作

「皐月、不思議な匂いがする。温泉、みたいな？」 　瑛太がくんと鼻を鳴らす。皐月は慌てて紅紫色のマフラーを鼻までたくしあげた……。 ゆきのまち幻想文学賞、最終選考に残していただい…

クラスメートで地下アイドルの柳田絵美が自殺した。自殺を巡って仲違いをする主人公と親友のキハチ。月夜に照らされたネコがキッカケになり、物語が動き始める。 小競り合いをしながらも、絵…