「ホタル 短編」を含む小説

母に連れられて行く美容院。遊んでくれたお姉さん達。道路を挟んで隔たれた二つの街。夏の蛍。 「車、来てないね。優くん、行くよ」 手を引かれて小走りで、母に禁止された道路を渡って寂し…

　ホタルと共に大学を下校していた猫背は、道すがら奇妙な看板を目にする。 　その看板はとあるカフェの位置を示すものだったが、表側にも裏側にも『左折二百メートル』と書いてあったのだ。…

　夏と言えば、暑い、夕立、オオマツヨイグサ、夏祭り、タチウオ、冷やし中華、花火、ホタル……といろいろあります。 　あ、最近は塩バナナ（熱中症対策）なんてものもありますね。 　さ…

大学生である神使猫背は、同級生である蛍原ホタルから相談を受ける。曰く、「昼にドーナツを12個も食べているのに、全然太らない子」がいるらしい。 神出鬼没なその生徒からダイエットの秘…

とある初夏、僕が大好きな場所に悦子を誘い出す。 足を躍らせる悦子。 心を躍らせる僕。 大好きな場所が特別な場所に変わっていく。 車窓に映る悦子を見つめる僕。 車窓に流れる街を見つ…

　夜だけは、私の味方だ。

放課後の空き教室で起こったマイとホタルの小さなエピソード。 百合って良いよね(筆者の想い)

小学四年生の凪は、友達の律子と共に、夏休みのキャンプに来ていた。 初めてのことに胸をどきどきさせる凪だが、緊張のもとは、それだけではなかった。 気になっている狭山が、キャンプに来…

お母さんの再婚で『お兄ちゃん』ができた小鳥遊 梓（たかなし あずさ）は中学2年生。 3歳上のとっても優しいお兄ちゃん・渉（わたる）は学園の王子様。 お兄ちゃんのことが大好きだけど…

ある日、俺の前に突如現れた “蛍” という美しい女性。その姿は１０年前に亡くなってしまったかつての恋人に瓜二つだ。ある秘密を抱えた彼女の狙いとは一体？　 ホタルの一生に重ねた、生…

※結末まで含むあらすじになります。 主人公のナツは、毎年ホタルと特別な夏を探している。 UFO、宇宙人、未来人、超能力者……。 しかし、高校生最後の夏も特別なことを見つけられず…

俺は余命いくばくも無い祖父の望みをかなえる為、祖父が生まれ育ったという廃村を探している。 何でも、子供の頃に捕まえたタマムシを虫かごから出してやりたいと。 そんな痴ほう気味の祖父…

ホタルは貧しいザルパーク国の一般階級の人間だった。ある日、希望の国から文明開化の知らせが来る。みんな喜ぶ。でもほんとの狙いは…。

ワタシは、たとえ雲海になることが出来なかったとしても、この里の家族を守る・・・。 里の長、雲海の息子である時雨の夢は、いつか東の里の長、雲海の名を受け継ぐことだった。しかし、雲…

フリースタイル&アンカーショット。全7話。 学生時代に付き合っていたふたりの、恋が終わるまでの物語。

全2話。フリースタイルクロスオーバー。 この街の政治的な案件を解決するために。最近、人工知能が導入されたらしい。

私が城崎温泉へ行った時の体験をもとに書いた短編。 ホタルと露天風呂と六月の湿り気と黒髪の女性。

私は４５歳。営業の最前線で頑張っている男で、昼も夜も、土日さえもお客様のためとあれば、どこへでも駆けつける、「男芸者」などと陰口さえ叩かれております。そのため、いつも妻には「あな…

ホタル、ウミホタル、ヤコウチュウ、チョウチンアンコウ、安瀬家の女。これらの生物には共通点がある。自ら光を放つ、発光生物であるということだ。安瀬カヲルは、バイトのウェイな先輩ソウヤ…

私は天海燐菜(あまみりんな)。高校一年生です。 私立探偵の山野蛍介(やまのけいすけ)さんのもとで、弟子として探偵見習いをやっているのです。 十二月のある日、いつも通り『探偵事務所…