「まあるい」を含む小説

今夜は「中秋の名月」。 ユイちゃんは、おばあちゃんといっしょにお月見の準備をしていました。 けれど、空には大きな雲。 まんまるのお月さまは、なかなか顔を出してくれません。 ――…

ひどい雨の日、死にかけのおれを、そいつはまあるい目で見ていた。

上り下りを 歩きます

タケオとユヅルは、十の年の差がある同性カップルだ。時の流れ、そして同性という壁。迷いながらも共に『今』を生き、ふたりは穏やかな日常を過ごしていた。 大晦日前夜、大晦日、そして元…

好きなこと、好きなモノ。日々心に浮かぶあれやこれや。 忘れずかきとめ、誰かと触れ合うためのエッセイ。 丸く柔らかくあるいていきたい。

しんしんとふりつもるゆき。空にはまあるいお月さま。 かぜをひいたサラは、くるしくてねむれないよるをすごしていました。すると、サラがだきしめていた、クマのぬいぐるみがうごき出して……

私は大好きな人しか周りにいない 不平不満もない ただただ 素直に ありがとう ごめんなさい 嬉しい 大好き 言霊凄い

まあるい月が浮かぶ夜空に、噛み砕いた飴玉の破片をばら撒いた。 キミのため。全部、キミのためだよ。 ▼ 人気モデル・Lunaと、彼女が愛するお人形の話 ※短編『壊れた人形の円…

体の不調に悩まされていた私に声をかけてくれたのは、まあるい眼鏡をかけた人だった。 丸眼鏡さんに導かれ、私は不思議な眼鏡屋さんへと入店する。 ※この作品は、自主企画『第一回銀縁眼…

小清水晴日は、終電を毎回逃しては居酒屋か漫画喫茶か会社で眠るスーパー社畜女子。 ずっと会社の目の前にあるおにぎり屋さんの一ノ瀬隼人（いちのせはやと）のことが気になってきた。 彼は…

2018年に発刊した同人短編集『針一筋』に収録された短編で、その表題作『針一筋』の姉妹篇に当たります。 短編『針一筋』に登場した今川氏真に焦点を当て、その生涯を描いた短編となって…

とある世界の、とある国の独り言 ハンモックに揺られ、銀色の指で髪をなでられながら、紫色に輝く、その人のまあるい花弁を眺めて、丘の上で話したこと ーーでもさ、僕らってそういうも…

片足を失った少年ニコは、銀狼と呼ばれる女性ムヌーグと出会う。 狼の亜人である彼女は、ニコの使命を知って彼の旅に同行することにした。

　とある冬休みの朝、札幌、円山に住む少女、霧島千葉（きりしまちは）は、玄関の水槽で飼っていたゼニガメの失踪に気づきます。慌てて玄関を開けると、そこにはまあるい背中を向けて、前足で…

「まあるい世界」~先端恐怖症がはびこる世界の、どこかずれた日常。 「いまだシカの君へ」~転校生のシカの女の子との、帰り道。 「浜辺でマンボウが死んでいる」~マンボウと僕の終わ…

アストロノートは考える。 空を見上げると、まあるい地球がぽっかりと浮かんでいる。 絵本の文章風の掌編。 公募ガイド「童話コンテスト」に応募した作品です。