「てんてん」を含む小説

２月上旬。 朝、地面を霜柱が覆っている。 そこに、こちらからあちらまで歩いて行ったであろう猫の足跡がてんてんと続いている。 霜柱のおかげでくっきりと残る、肉球の跡が愛らしい。

「この度は……」 悲しみの真っ只中に、消え入る語尾を使い使われ、いたわりあう文化を私たちは持っています。 そもそも、何を発してもぴったりくる言葉など見つからないのかもしれません。…

カクヨムコン創作短編フェス、「１０」に寄せる、殴り書きエッセイ。 気付けば、カクヨムで活動して、１０年目になりました。

第16回空色杯応募作品／お題：「立冬」×「ホリゾンブルー」500文字以上の部短編。 孤島に独り流れ着いて死の淵にある主人公が、天の声を聞きながら転生するおはなし。状況だけは絶望的…

ばあちゃんが死んだ。偏屈なのに世話好きで町でも評判だった。 偏屈具合はばあちゃんのすぐそばにある手毬のせいだった。ひとたび他の人間が手毬を触るとかみつかんばかりに威嚇し、取り上げ…

実家の借金返済のため、後宮の下女として働いている朱璃（しゅり）。 友人はできないが、昔から視えるあやかしとの交流が毎日の楽しみだった。 そんな時、皇太子と妃の初夜の部屋に貂々（て…

錬金術の名家の娘シルヴィアは、夫に無能だと過労を強いられた挙句、義妹と浮気され離婚。嵐の中家を追い出された。彼女を助けたのは『死の商人』と噂のヴァイス。彼に錬金術を認められ、契約…

俺の名前は今川義雄《いまがわよしお》。 高校2年、歳は17。 家の帰りに、大桶《おおおけ》が 2つまとめて、迫りくる。 避ける間もなく、桶狭間。 目を開いても、真っ暗だ。 無…

ネタバレ注意 「キャラクター設定」 ユウキ君、小学校五年生。 　都心に住んでいたユウキ君、武蔵野の森が残る地域の小学校に転校してきた。ユウキ君がそこで出会った物は、カラス天狗の…

都心に住んでいたユウキ、小六は、不登校になってしまったため、武蔵野の森が残る地の小学校に転校してきた。ユウキがそこで出会った物は、カラス天狗の子供、てんてん、河童の萬ちゃん、日照…

双子と三つ子のお母さんが、子供達といっしょに手毬をしていたら　異世界ワールドへ。 　なんとそこは　25歳以上の男性しかいない世界でした。

詩です。童話風です。1分以内で読めます。

神様は異世界を作るうえで、色々と発生するバグに悩んでおりました。 なので、デバッカーを雇うことにしたのです。 これはとある、デバッカーの異世界転移物語なのであーる。 てけてんてん…

自主企画「オンライン小説同窓会　～インターネット黎明期、ホームページを作って掲載した「あの作品」を～ 」に参加してます。 2010年末にホームページに掲載した作品を転載しました…