「口ばっかり」を含む小説

昔は仲が良かったふたりなのに、なぜか合えば口ゲンカばかり。そういう二人にはそれぞれの思いがあるようです。いつまで行っても平行線なふたり、一体どうやっていくのでしょうか。

放課後になり、下駄箱で靴に履き替えて昇降口に向かうと、学年一の美少女という噂が流れている檜山 紗良が雨を眺めていた。 一体何をしてるのかと不思議に思った三澤 心太はしばらく紗良…

四十九日チャレンジ。 死後、霊となった者が三度だけ挑戦出来る『チャンス』のことである。 成功すれば天国に逝け、三度失敗すれば地獄へ堕ちる。 そのチャレンジ内容は――四十九日間、飢…

エイは銃を吐ける。 口から、うぇって。 ピストルからロケットランチャーまで何でも。 アイはエイが吐くと喜んでくれる。 アイは楽しそうに、上手に撃つ。 弾が生き物みたい…

空想技師集団の人物表 或日野文之(私)｛あるひのふみゆき} 　「タイラカナル総合図案」なる会社の営業部につとめる真面目な青年。本編の主人公。 工辞基我陣｛くじもとがじん｝ 　課長…

東京で営業職に三年勤め、youtuberとしても活動していた『丘口知夏』は地獄の三日間を独りで逃げ延びていた。 その道中で百貨店の屋上に住む集団に救われたものの、安息の日々は長く…

「あーあ、いっそ犬にでもなれたらいいのに」 愛する妻とともに動物園を訪れた主人公。そこで交わされる何気ない会話から、「相手の気持ちに立つこと」の難しさを実感する。やがて、妻はふ…

夫のリタイアで米農家の義実家にやって来た小烏が、農家の台所で頑張っております。 野菜は「買うもの！」から、「畑にあるもの！」へ。 小烏の料理はお義母さんの口に合うのか？ 皆様の知…

異世界の大帝国ゴンディアーナ、東の玄関口となる港街リアス。若くして衛兵隊長まで出世した、アルスはある日突然その身分もすべてとりあげられてしまう。 なんでも、血がつながった貴族が…

　クリスマスイブにちよは異世界へと旅立った。 「怖がらないで聞いてください、貴女は世界の壁を越えてしまいました」 「あら、じゃああの、丸く並べられた蝋燭を時計回りに吹き消してしま…

　思いも寄らなかった奈緒さんの裏切り。 そして、それに共謀していた崇秀と眞子。 しかも、その内容を奈緒さん本人と、眞子の口から聞かされてしまった倉津君は……

父の四十九日を終えた「私」と母、そして娘の三人は、大阪淀屋橋に降り立つ。 休憩を兼ねて立ち寄った喫茶店で、「私」は亡父がよくやっていたパンの食べ方を思い出し…… というとても短い…

　新興宗教にのめり込んで豹変してしまった友人を救うべく、城甲 姐（つろつめ　ねえ）が協会に単身突撃する。 　その道中、彼女は口に出すのも恐ろしい現場に出会うこととなる。

大学生の河野まもるは、交通事故に遭った日をきっかけに恐ろしい怪異に悩まされるようになる。友人に紹介された霊能力者を訪ねるが、やがてさまざまな怪事件に巻き込まれていく。

＃演芸の中の話芸の一つ、かつては『漫才』と呼ばれていた立ち芸。 　センターマイク一本で客から笑いを取る、二人ないし三人組の少年少女たち。 　その歴史は遂に変化を迎え、センターマイ…

「みんなも働いてお金稼がなきゃごはん食べられないでしょ？　私たちはお金じゃないだけ。それに悪いもんでもないよ」 　彼女は紅茶を口に運んだ。 　紅茶の香りが好きらしい。それ以上で…

冬のある日、どことも知れない街の路地での出会い。 街角にたたずみ〝マッチ〟を売る少女は行き場を失くした少年を拾う。 いつも、誰もが本当の想いを口にすることはないままに。 わずか…

浮かんだままに書き留めた短い短い物語を一粒のコンフェイト(糖菓)に見立てて集めたシリーズです。ジャンルは色々。現代と幻想が混じったものが多め。ほんの少し口寂しい時に摘まんでもらえ…

創造と豊穣の女神が守る都市ダムキナ。十歳の少女ベルは、女神をその身に降ろす『至上巫女』として、丘の神殿で平和に暮らしていた。 けれど祭りの日、ダムキナは邪神の都市ウリムに占領され…

私は思い出してしまった。前世の日本という国で生きていた時代を。 そしてその時にやっていたゲームの世界に転生してしまったことを。 私は全てのキャラの全てのセリフを覚えるくらいにこ…