「短編ドラマ」を含む小説

日常にあったりなかったりするような、あったらいいなと思えるような、2000字以内の一話完結ショートストーリー集。 ※一部、過去に公開した作品に加筆・修正を加えたものがございます。

大晦日の夜。 青年と若い婦人の、静かで憂鬱な会話。

半年間で３件の殺人事件。 その犯人が今日自首してきた。 犯人は今年高校生に上がった小柄な女の子だった。 アリバイ、動機、証拠、果たして彼女が本当に犯人なのだろうか？

140字以内でしたためる超短編小説、#140字小説。 旧TwitterのX（@shitatamerusoda）でも、ほぼ毎日140字小説を創作し、ポストしています。 今日は「〇〇…

世界最高峰の陶芸家、五木源水(いつき げんすい)氏が、僕たちが通う高校の『特別講演会』にやってきた。 氏が語る後悔の残し方。それは、自身の半生を回顧する魂の問いかけだった。 語…

描かれるのはどこにでもいるような、海辺の町の人間の姿。 一つの街に生きる様々な人間を、一話読み切り方式で描いていきます。

受験生。学校サボって空に会う。 恋愛は多様性が認められて人が相手になるのかすらわかりませんね。 彼は人として見てしまったのかもね。 訳が分からないような。 でも、なんとなくわかる…

【迷子の子どものような気持ちだった。俺だけが置き去りだった。俺の周りだけがとめどなく動いていて、俺だけがずっと同じ場所に留まっている。】 自分の前で浮気をした元カノに見立てたマネ…

母が死んだ。 葬儀の日、私が霊柩車に乗ると、ぽつぽつと雨が降ってきた。 いつだったか、母は言った。 おしっこにも神様はいるのだと。 母から子へ、子から孫へ。 雨とともに、神様…

僕は不思議なチャーシュー麵に出会った。 店主の魂がこもったチャーシュー麵だという。

出張先の田舎道を走っていると、前に遅いスピードで走る車がいた。 助手席の先輩にあおり運転をしろと言われた安藤は、とっさに思いついた妄想の話をし始める。 果たして妄想で車間距離は保…

『15時からおやつサービスあります』 喫茶店の前に置かれた看板を見て、私は子どもの頃のことを思い出す。 お母さんが仕事でおやつの時間にいたことのない私には、友だちの話すお母さんの…

下を向いてる者が空を見上げられるように

いつも不機嫌そうな顔をしていた夫。 生前は、居ても居なくても同じなんて思っていた。 けれど……。 ※小説家になろう、エブリスタにも掲載しております。

クリスマスに、女子高生の加奈子（かなこ）が死んだ。 どん底に落とされた者がいる一方で、喜びに打ち震える者もいる。 さあ、クリスマスを祝おう。 二日くらい過ぎたって、構わないじゃな…

自称『普通』の旦那と、そういう欲望が昔から薄い私。『異常』という言葉を投げつけられた人間の、どうしようもないやるせなさの話。

26日にクリスマスを祝う家で育った、私の話。

実乃里（みのり）は、なんてことはない普通のOL。 恋愛とは無縁の人生を送ってきた実乃里に、噂でよく耳にする「あちらのお客様からです」のイベントが発生している。 しかし、そのシチュ…

翡翠は完璧な双子の兄・琥珀に劣等感を覚えていた。しかし、ある日いきなり琥珀が女装して現れ、「一緒に出かけて」と頼んできて……？　すれちがってしまった双子の物語。

私は、手紙を書いている。 何処か遠くに居る、大好きだった君へ届くように。。