「棘」を含む小説

カドカワ読書タイム短編児童小説コンテスト 児童向け恋愛小説（溺愛）部門　応募作品です。 【あらすじ】 主人公、乃愛（のあ）は付き合っていた彼氏に理不尽な振られ方をし、泣き崩れ…

下校途中に寄った公園で、珍しいトカゲを追いかけた凛（１３）は、異世界に引き込まれた。 転移した先は、落城直後の城の中。そして侵略してきた連中は、この国の皇子を探しているという。（…

『俺、もっと女の子っぽい子が好きなんだよね』 考えたくもないのに、頭の中を繰り返し。 余計なことを考えたくないから、いつもより少し、ペースが速い。

小粒の花房に示唆を得て診察室へ

　深い闇が広がる林の奥には、"ハコ"を持った者しか辿り着けない、古びた小屋がある。 　そこには紳士的な男性、筺鍵明人《きょうがいあきと》が依頼人として来る人を待ち続けている。 …

一家の突然の崩壊により、全てを失った少年・静川茂は孤児院「カッコウの巣」で心に空いた穴を少しずつ、少しずつ埋めていく。だが、カッコウの巣での平穏な日常はその日突然崩れ去る。そして…

　家族の中で一人美しくない顔を持つ花江塚ホノカは常に世間の目と戦っていた。 　そんなある日海軍に所属している姉が部下を引き連れ自宅に帰ってきた。 　しかし、姉の部下である木之下の…

　僕、御厨大介（みくりやだいすけ）はこの春、高校二年生になったばかりの平凡な男子生徒だ。 　そんな僕には好きな幼馴染の女の子がいる。清水幸奈（しみずゆきな）ことゆきちゃんだ。 　…

「アニー、オットー。あんたたちはギルド追放よ！ この犯罪者！」 金髪の美少女 “副ギルドマスター見習い” から告げられた突然の処置！ 対するは世紀末を全身で体現したような、強面…

妖魔の一族緑王（りょくおう）の民の間で語り継がれる、一つの禁忌。 とある山頂に咲く花には、けして触れてはならない。 ところが好奇心に駆られ、一人の少年が花に触れてしまう。 床に伏…

　オートマタ化実験を止めるため、ついに笠原工業へ乗り込むことを決意した伊野田たち。伊野田はそこで、宿敵であるウェティブと自分の関係を知ることになる。 　彼らはそれぞれの決着の形を…

『赤い涙はさようなら』『秋日影少女』『寒月悲歌』『白白明け、懺悔』『カサブランカの棘』『螢火詩想』の続きです。 図書館が舞台になっています。

まだまだ 棘は刺さったままで 抜けない 不思議ね 痛くて痛くて、 何も出来ない

恋愛ショートストーリー「沼らせ男／沼らせ女」応募作品

薔薇が咲いた。 触れればたちまち血まみれになりそうな棘を持つ茨は、貴女の背骨に倶利伽羅龍のように巻き付く。 先端には真っ赤な花弁。 血よりも濃く、口紅よりも艶めかしい、人工的な赤…

※『クロノヒョウさま自主企画、第5回「1000文字以内でミッション全てクリアせよ！」冒頭「それは白馬に乗ってやってきた」』及び、 　『雪原菰さま自主企画『お題【お菓子を食べたら甘…

大学2年生、神原世理は久々に実家に帰って来ていた。 ロンドンの大学で才能ある天才達に揉まれに揉まれた世理は、実家に帰ってきてリラックスしていたのだが、じっとしているのも暇に感じ…

脳内に響くのは、私が知らない記憶。 何故か懐かしいそれは、柔らかい棘みたいに私の心を優しくえぐった。

葵/あかるこ・・・・・伊織の里の巫女王。夢見をして未来に起こることを察知するなど強い霊力を持つ。身分に似合わず気さくな性格で多くの里人に慕われている。ひょんなことからナギを夫に迎…

32年ぶりに再会した君は、目尻に皺がたくさんできるいいおばさんになっていた。この長い期間に、お互いに棘が抜けた僕たちは、そっと触れ合うだけでもう十分だった。勃起しなくなった僕を君…