「月と夜」を含む小説

僕は夜の畦道を旅をする。

結婚から四年。可愛い妻には一つだけ困った点がある。それは春先に奇行に及ぶことで……。◆ タイトル〈noctambule〉は「夜遊び（あるいは夜歩き）する人」の意。すこし・ふしぎな…

　失敗続きのお仕事。 　僕は、気晴らしに、通勤コースを外れて、夜のお散歩と、洒落込みました。 　僕の目の前に滑り込む鉄道列車。 　月の夜鉄道、あの頃行き。

月の夜は、魑魅魍魎の百鬼夜行♪ 無闇矢鱈と知らない人に構ってはいけません、というお話。

「俺さ、月を食べたことがあるんだ」 それは夜の散歩でのこと。 友は「月を食べたことがある」と自慢した。 すると、道端に月の欠片が落ちているのを私達は見つけてしまう。 友と私…

※2022年8月の作品です。 　 読んでいただけると幸いです。 いいね、スキ、フォロー、シェア、コメント、サポート、支援などしていただけるととても嬉しいです。 これからも応援よろ…

夜を落としに行く青年の話。

シソウは魔装人形だ。細部まで造られた人を模した機械(からくり)、その人の魔力(マナ)を再現する魔方陣が刻まれた人形体には自分すらわからない魂が定着されている。シソウは自分を探し、…

ショートショートです。お気軽にお読みください。

「お父さん、赤いお月さま探しに行こう」 父と娘。 二人は夜のドライブに出かける。 絵本から抜け出した、約束の赤い月を探しに。

人は人生に一度きり、月降る夜に出会えるチャンスがある。その現象が起きる条件は、夜の海を崖から眺めること。遠く離れた月が、降ってくるらしい。 私は手ぶらで、月降る夜を見に来ていた。

※この物語はフィクションです※ ＊無断転載禁止です＊ 高校生の男の子が顔の怖さで優勝していく物語です。 悪役俳優として活動する緋月朔夜。彼が高校1年生のころに事務所にスカウトさ…

　普通の高校生、夜月愁夜はいつものように学校に行き、バイトに行き、家に帰り妹の夜月悠と共に夕食を食べ……と、いつもと変わらない日常を繰り返し就寝した。しかし、その翌日から奇妙な事…

　満月の夜。 　空から落ちてくる少女が一人……二人……え、三人目！？ 　世界中で起こる『ボーイミーツガール』……、 　だけど落ちてくる少女は、減速していない。

昼間嫌な事があった。 中学の同級生に会った。 そいつは私にした事なんて、これっぽっちも覚えていなかった。

夏宗太陽（なつよしひろあき）は幼馴染である冬月沙夜（ふゆつきさよ）の世話役として家族直々に任命された。 沙夜は少し変わっている。一番変わっているのはその喋り方だ。 誰に対しても敬…

月待夜歌（つきまち・よるうた）　七日で死ぬ病気にかかった女性。運あんまよくない。 星乃希（ほしの・のぞむ）　幼馴染で夜歌の彼氏。高校時代に《三美華》のひとりだった。 潮来大我（い…

デビュタントボールの会場から離れ王宮の庭園を眺めていた私は、突然の強い尿意に足を止めた。 引き返してホールを突っ切って憚り《はばかり》へ……ダメ！　とてもじゃないけど間に合いそう…