「#愛の記憶」を含む小説

　人は、同じ所に留まってはいけない。たとえ愛する人の記憶でさえも想い出に変えなければならない。「忘れる」事が人を前へと推し進める。それは、神が人に果たした定め。 　１２月１日、日…

人生は辛辣な出来事も起こり得る。それは知っていた。でも、何故彼女に？ やりきれない心はいつしか一つの覚悟に変わる。

　──ふと気がつけば『私』は、記憶喪失となっていた。 　失ってしまった過去の手がかりは、夢で見た『月の妖精』のごとく美しき少女だけであるが、その可憐な唇は何も語らず、ただ私をあざ…

舞台は、我々が棲む世界とは次元の異なる魔法の世界。 そこでは人類が属する「光族」と、魔物達が属する「闇族」が、長きに渡り戦火を交えていた。 不思議な紅い瞳を持つ少年・シアンは、…

オレ、秋田愛華。 こんな口調だけど女だ。 ある日突然、変な夢を見た。誰かの最期の時の夢。 その日からオレの生活は激変し、おまけに兄貴まで事故ってしまい。 オレは、鬼を呼…

どうか僕を忘れないで。 愛に溺れ死ぬ僕を、君が息絶えるその瞬間まで覚えていて。 勿忘草が呼び覚ます、愛の記憶。 ＊他サイトでも投稿した作品です。 筆者注：「ロボトミー手術」…