「それでも歩く」を含む小説

　高校からの帰り道。僕は、師匠と駅までの道を歩く。ゆっくり、穏やかに流れる二人の間の時間。二人は、どんな会話を交わし、そして、どんな思いを抱えていくのか。 　日常系作品第二弾です…

ある日、大学に通う神崎百合は大学の帰りに幻のフルーツタルトを目にする。半年間店に通いやっとのことで巡り合ったフルーツタルトを買おうとするが財布の中を見ると所持金はたったの500円…

憧れのイクストラ学園に入学することになった主人公シェリー・モルドレッド。 入学式のイベントで、幼馴染のレイが選定の剣を付与され、王子エイルが不穏な空気を作り出したので、その場を何…

連作短編です。

　好きな男が、女の子と歩いていた。 　このまま人目のないところで、キスなんかしたりするかもしれない。 　失恋確定の俺が、その二人の後ろをついて歩くと、意外な場所に辿り着く。 　…

『第2回角川武蔵野文学賞』にエントリーしました。 神代植物公園にデートに来た男の子が、なかなか告白できずに、神代植物公園をくまなく散策してしまうお話です。 よろしければ。 h…

生きていくうえで忘れることのできない出来事がある。それに足を取られるのも、前を向く力に変えるのも、肯定して生きていくのも、自分の「こころ」次第。 ーそして、物語は終わった。…

気が付いたら僕は駅にいた。家に帰ったような記憶はあるのに。どうすればよいのかもわからないままに通学路を歩く。 どう見ても快晴なのに、行きかう人々は皆傘をさしていた。

俺は別に歩くのが好きな訳ではない。人を避けて行動していたらたまたまそうなっただけだ。だからこのクラブに入会したのも必然だったのたろう。

大学に入学して少しした頃、泉悠己は知らない男から封筒を受け取る。それによると、悠己には超能力が眠っている可能性があり、特殊な実験に参加すればその能力を呼び起こすことができるかもし…

ずっととなりを歩くふたりのお話です。

佐藤陽太は縁結びの神社で育ったせいなのか、『彼に恋愛相談をした者は100％恋が成就する』という不思議な力を持っている。 これまで何組ものカップルを成立させてきた歩くパワースポット…

もともとは自分の山行の紀行文として、百人に満たない人に読んでもらった文章がありましたが、それをもとに、フィクションとして小説に仕立て直してみました。コースタイムだけは、わたしの実…

あなたは夜道で女性に遭遇するのが、恐ろしくないですか？ 今日も壮絶なドッグファイトが始まる。 カクヨム限定小説です。

ここは東京、柳ねこ町３丁目。 自慢の鈴をちりんちりんと鳴らしながら、ひげをヒョイと動かして、ついでに尻尾もつん立てて優雅に歩く２匹の猫。 ロシアンブルーの雪之丞、町の人間もおいそ…

就職した俺は何故か営業から事務職に回される。 苛立つ事の多い俺は玉川上水緑道を散歩して気を紛らわせようと思い立つ

前回、２つの都市伝説を見つけ、”見えない何か“と 対話していた、都市伝説の記事の担当新聞記者、 謎野雷喜。今回も２つの都市伝説に出くわし、また、 山奥まで歩く。そんな中で徐々に、…

深夜残業を終えた佐々木菜々美は後ろからついてくる足音に気が付いた。

月の光を浴びながら一人で歩くことが大好きです。いろんな過去に出会えるから。

『私が人魚に遭遇したのは、長袖で外を歩くと肌が汗ばんでくるような、季節が春から夏へと移ろい始める頃合いだった』 　旅先で遭遇した人魚に魅入られてしまった『私』を描いた掌編。