「連作短編」を含む小説

※本作は『連作短編』という方式を採用しています。 　各章毎に短編としてお楽しみいただけますが、計四章分のストーリーが連なってひとつの大きな物語として完結します。 　第三章<消える…

メイドのセレリアーナを帝国の第二皇子クロレンスは今日もまた口説き落とそうとする。 本気なのか冗談なのか、わからない皇子の態度に、セレリアーナの心は揺れるけれど、彼女には誰にも言え…

女子大生二人が想いを馳せ、会話の中の哲学を探していく。 お互いに仲のいいのか悪いのか、どこか奇妙な二人の会話集。

遥か未来。人類は国家という隔たりを廃し、世界連邦を樹立させるに至っていた。技術は進歩し、医療は完成し、人々はほとんどの『生への障害』を取り除いていた。 そんな中制定された幸福安…

　おばあちゃんと二人で暮らす少女アルカナ。彼女には、どんなものでも捜して見つけ出す不思議な力があった。その力を頼りに様々な町人たちが彼女を訪ねる。 　この物語は、アルカナを取り巻…

■あらすじ 　わたしのお兄ちゃんは病気です……それも手遅れ打つ手なしの。 　病気なお兄ちゃんに惚れたのは、愛に生きて障害はブチ殺す真性キ○ガイのゆかりさん。 　ゆかりさんと共同戦…

※第100夜にて、完結。 　このご時世に、絶対に流行らない純文学などというものをやってみようと思う。それも、誰一人読みやしない、私小説というやつを。 　200字詰めで、1日3…

紫陽花は惨めな花だ。あの花は枯れた姿がいけない。 花を憎む、死にぞこないの小説家。彼が見たものは―― 連作短編の一作目です。 全三作で完結です。『雨』、『落ちて朽ちる、花』も読…

小説家の夫に先立たれた「私」 母もいない。夫もいない。自由になった彼女だが―― 連作短編の三作目。 『紫陽花』『雨』の続きです。

とある青年が雨宿りで入った喫茶店。 そこで相席になったのは、小説家の妻だった。 連作短編の二作目。 話は独立していますが、一作目の『紫陽花』から読んでいただくと分りやすいと思い…

ジャンルは恋愛＋ちょこっとファンタジー まだ予定は未定状態なんですが短編連作集になります。 一章『embrace』を載せてゆきます。

【井の頭線】 　京王電鉄が運営する渋谷駅と吉祥寺駅間を結ぶ鉄道路線。十三キロメートル足らずの路線間で接続する路線こそ多いが、実際にレールがつながっているものはなく、孤立した路線と…

そこは、緩やかな坂道の上にある小さな洋館だった。 まるでレストランみたいな外見をして、まるで小さな料亭のような雰囲気で。 しかし、中は伺えないほどに暗く――。 「いらっしゃいま…

主人公・水乃真白が自分の生活圏内で、鳥の看取ったり、女の子と仲良くなったり、りすを成仏させたり、星と語ったり、過去を振り返ったりする、変な日常を綴るお話。 「変な日常？そ…

　Twitterで募集したお題で三題噺を書いています。習作なので完成度はご容赦を。連作短編みたいな扱いでひとつ。

春合宿のしおり 1　日時：3月28日～3月31日 2　場所：桜桃山研修施設 3　日程 　28日 　　　９：００　高校グラウンド集合・点呼 　　　９：１５　出発　（配車表参…

客は記憶を本にする。 綴さんはその本を大事に保管する。 ※話によっては同性愛表現があります。

ある日、神社で狐に出会ってしまった私。そこから始まるのんびりとしたお稲荷ストーリー。元々連作短編として書いていたものをまとめております。

　伏木奈子は大学二年生の夏休み、ふと思い立って備忘録をつけることを始める。 　彼女が備忘録に記すのは、何気ない日々の記録であるはずだった――。 　そして実際にも何気ない日…

「蟻の枝」、「蝉の死骸の日記」、「これはひどい」、「ミミのしっぽ」。 「喪失」をテーマに描かれる連作短編の純文学。