「甘い 夜」を含む小説

クリスマス投稿、「雪の少女」の後日譚です。未読の方はそちらを先に読まれることをおすすめします。 　風花と名付けられた少女は、家族から離れて遠くに住む父の事を恋しく思っていた。…

深夜、静寂の中でひとり、ドロップを舐める僕のもとに現れたのは、まるで恥じらう淑女のような月の光。口から零れた小さな流れ星が、光と命の境界を揺らす。夢か現か、崩れ落ちた月の残骸を手…

　夜、川の字に敷かれた布団に潜って 　聴く 　母の語り聞かせが 　ボクは大好きだった。（全４話） ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ▶同題異話 ・タイトルが「おやすみ映画館」…

「ねえ琥珀、はじめの狸は何故ドングリを埋めたの？」 ハチドリが聞いた。 『ホシがそうしろと言ったからだ』と琥珀が応えると、ハチドリはポカンとして暫く何も言えなくなった。 「じゃ…

会社を出た私は運命の人に出会えなかったと不満をもらす。 そうしたら同僚に笑われて……。

5年付き合っている彼との関係にマンネリを感じていた栞は、上司の誘いで女性向けの風俗店に行った。そこで指名した男はまさかの…

学校ではクール系キャラを演じ、人の目が無い時は心を許した相手にのみ素を見せる学園三大美姫の一人、姫野葵。 そんな彼女はある日を境に隣人である夜狼怜と関りをもつ。 優しさとお互いの…

＿＿＿現在からはるか昔に存在したとされる魔女。かつては村を天災から守る人柱、はたまた厄除けの巫女として崇め、そして畏怖の念を送られていた。のちに現在の魔女狩りへと繋がっていく＿＿…

　34歳の独身OL、早崎あかねは、15連勤の疲れと孤独な日々に押しつぶされそうになっていた。 　ある夜、仕事の疲れで意識を失った彼女が目を覚ますと、そこは異世界の豪華な部屋だっ…

　大陸にほど近い島国、波照（ナズレ）で養護教諭をするシメイは、ある生徒の行方不明をきっかけに、隣市でありながら足を踏み入れたことのないスラム街、臥竜城（がりゅうじょう）区へと向か…

Web小説サイトで『やがみ』という名前で活動している入賀夜守は作家仲間である遊霊坂響奇とオフ会をする。甘い雰囲気のまま進むオフ会だったが、ある一枚の写真の存在によって恐怖が忍び寄…

名もなき森、名もなき湖。 夜の訪れと共に満ちていく精霊の歌。 むせ返るような甘い香りが紡ぐ永遠の愛。 その想いは時を超える―― ☆三題噺のお題： 細工、湖、ユリ☆

一章： 事故により左足を失った主人公・望月朔夜は一人では学校までの坂道を上れない。 仕方なく幼馴染の由紀と手をつないで登下校していた。 だが――由紀はいわゆる学園のアイドル。平…

甘い夢を

　ディストピアを描く叙事詩短歌参上つかまる。 　近松門左衛門の「冥途の飛脚」・「曽根崎心中」を念頭に置き、年金制度が崩壊したアルゼンチンやウルグアイで都市ゲリラが跋扈した歴史的…

初めてのチャレンジです。 とっても楽しかったです。 「夏と恋」をテーマにしました。 言葉が複数意味があるのが好きで、花言葉とか石言葉とかにも意味を持たせてます。 蒼玉　　サファ…

短歌です。

　酔っぱらいの悪ノリでムラっとしてプロローグ書いた。今は反省してる。 　プロローグから先全然中味決めてないから、ある程度落ち着いてから紹介文書きます。悪ノリは長続きしないものでプ…

夏祭りの夜、光希、風樹、理沙子、真美の小学生４人は、イチゴとブルーハワイのかき氷の味を巡って意見が二分する。そこで、どちらの味が美味しいか食べ比べをするが、絶望的な真実が待ち受け…

「キミはボクと同じ傷を持つ人間だ」 故障した野球部員〈屋代〉は引きこもりの美少女〈夜子さん〉と出会う。 保健室から一歩も出ない寝台探偵とその足となる臨時助手。謎解きの過程で〈皆…