「ソレ」を含む小説

天才とは人類が生み出した最高点の一つである。様々なジャンルに置いて偉才を放つが、共通して役目と思われる偉業を残すと死んでしまうという特性を持つ。 命が短い天才達による、たった一人…

初恋もまだの璃依。夜の街で助けてくれたのは8個も年上のピアスやタトゥーだらけの男だった

小学六年生、ヒーローになりたかった女の子「皇妃 姫」。 小さくて、柔らかい華奢な体とは裏腹に前を真っ直ぐ見すえる大きく強い瞳は正義に燃える光の焔。 ふわふわした長い茶髪の、まるで…

「視える少女」が行う祠壊しの目的は、「祠に祀られる“ナニカ”を利用した自殺」だった。 祠を壊した人間に忠告してきたオッサンは、イカれ少女の予想外の反応に、恐怖する。 ※「祠壊…

後宮でスルタンに愛でられるために存在する奴隷のケイは、日々をそれなりに過ごしていた。 ある日、いつものように謁見の場でスルタンのそばに侍っていたケイは、美しい金の髪に目を奪われ…

都内の大学に通う〝私〟にはある「趣味」があった。 メイドの小夜(さよ)には嫌がられているけど、私にとっては生き甲斐とも言えるくらいとても大切な趣味だ。 人はソレを異常だと言うかも…

豚貴族…表では優等生、努力家、容姿端麗。でもそんな奴らに限って裏でやってる事はエゲツナイ。そんな社会的に優位に立った豚ども…豚貴族を俺は狩り、喰らう。ソレがこの俺　井口 言の楽し…

　命には災厄なことがあった、そして旅行先でソレを思い出してしまった。 　松之丞には災厄なことがあった、今まさにソレから逃れている最中だった。

放課後の教室。前田薫の机の上に置いてあったのは女子の制服であった。彼にはそういった癖はない、だが女子との接点などが一切無い青年にとって触る機会など無いソレを抑えきれない欲求のまま…

腕っぷしだけで関東一帯を支配した暴走族総長の男は、今やヤクザの使いっ走りとしてその見る影を失っていた。 「暴力ではのし上がっていけないのか？」 「暴力は弱い力なのか？」 海を見つ…

父の死をきっかけに、母親からの暴力の日々を過ごし、入院生活になっていたわたし。 そしてわたしの前に突如現れた死神ー。 『君の余命は3ヶ月だ。』 『自分がいつまで生きていつ死ぬの…

夏休み中、友達が突然いなくなった その子の成績表には私の成績表にはない評価欄があった 「人間的評価」 その評価がマイナス１００になったとき 子供は必ずいなくなる…

語ることもおぞましい『ナニカ』との遭遇。 私の足の裏で蠢くソレは、見覚えのある形をしていた──。 公式自主企画「怖そうで怖くない少し怖いカクヨム百物語」参加作品。 ※実話です…

ヒトデナシの話です。 ソレは人間になりたかった。 人間の夢を見ていた。 人間のなり方を知らなかった。 人間って何だろう？

　わたし、牧野愛良《まきのあいら》は中学二年生の普通の女の子、とは言い切れない。 　実は、夢の中で夢魔と戦う狩人なんだ。 　三か月前に大きな戦いを終えて平和な日を過ごしてたけど、…

Q.宇宙人っていますか？ A.異世界にならいるかもしれない。いや、ゆうても聞いた話でしかないんだけどね、なんか異世界を裏で支配してる宇宙人がいるって都市伝説があるんですよ。 …

新月の夜になるとソレは現れる。 曰く、入れば死ぬだとか、曰く異世界につながる扉だとか、根も葉もない噂が漂うが稀に失踪者も出ているらしい。 まぁ、そんなの死のうとしていた僕には関係…

昔からなにかに熱中することがなかった雨夜和は、中学になって、まるで実体験したかのような夢をみることが多くなった。 しこりはあったが、ただの夢だろう。と雨夜は自分に言い聞かせてい…

歪みきった『私』のお話。

三十年余り連れ添った伴侶の死。 ソレを機に聞かされたのは、母が父に向け続けた一つの想い。 私はそれを聞かされて、母が恐ろしいと思うようになった。