「宮」を含む小説

最後に、素敵な恋がしたかった。 世を儚んで龍が淵の滝壺に身を投げた、 アラサー女子の深琴(みこと)。 飲み込まれる寸前に零した未練に応える声があった。 「──その願い、聞き届…

五辻辰巳が怪物を消し飛ばした。 霧宮風葉は、その一部始終を呆然と見ていた。 なぜ、こうなったのか。 発端は、つい今朝方。風葉の髪が銀色になった上、犬耳まで生えていたが為に、全ては…

新市街の新校舎に転校する2年生の皆川りり。彼女は空虚な女の子ですけど、彼女は陽気でいようとしてる。彼女は新しい人に会い始める、新しい感情と向き合い始める。傲慢で頭脳明で主人公でも…

宮科柚希・・・二子長女。家でも学校でも寡黙だけれど、人が嫌いなわけではない。隠れ食いしん坊。実は風華の……。 弓代風華・・・柚希の中学の時からの友人。部活も一緒で、ふと振り返ると…

　ゲーム好きな高校一年生、『柊 優衣（ひいらぎ ゆい）』。彼女の通う名門女子校には同じ趣味を持つ生徒がおらず、優衣は友達を作れない寂しい毎日を送っていた。 　そんなとき、両親から…

ごく普通の人生を送る前田一（まえだはじめ）は、人生に疲れていた。 日々の周囲からの小さな期待が彼を作り上げ彼は個性を無くして周囲の期待通りの前田一となっていた。 あるときは笑わせ…

夜半、組長の娘から助けを求める電話が掛かる。友人である私、逆宮終子は急いで組事務所に向かったが――。 草食アングラ森小説賞参加作品。

　日本人なのに金髪の少女——赤宮　アリサは人喰いの噂が立っているおばばのところへ向かうのだが……。 　意味がわかると怖い物語。

　主人公は自称モブ。周りが何と言おうが僕はモブなんだ！ 　そんなモブ（笑）の彼をプロデュースすべく、立ち上がった者たちが居た。 「無理やりにでも青春を謳歌してもらうんだから♪…

　伏線とか簡単にこの作品のエンドや設定に辿り着けないように工夫はしてるつもりなので読んで考えて楽しんでくれると嬉しいです。 　文章力も主人公と一緒に成長していきます。初めの方の…

京都伏見に暮らす凪原は､ある日高校時代の彼女静宮と会う約束を交わす｡ 約束を果たす為に東京に出向く彼であったが､富士の景色に彼の煙霞癖･彼女への想いが膨らんでゆく…｡ 本当に申…

　好きだった人に振られた上に惨めな仕打ちを受け、恋愛はしないと誓った陽宮　優翔（ひのみや　ゆうと）。そんな優翔の様子を心配して、優翔を昔から支えてきた幼馴染の冬森　瑞乃（ふゆもり…

　10年ほど前に某匿名掲示板で発表し、中途で止まっていた「ＦＦⅦ」の世界観で繰り広げられる「涼宮ハルヒの憂鬱」二次創作小説です。発表分も多少リライトしながらボチボチ更新する予定で…

「あなたの話、お金で買います」 　私こと、笑宮　葵は繁華街の路地裏で声を上げていた。 　私がこんなことをしているのには理由がある。 　それは涙を流すためだ。 　私は他人の涙する話…

名札・・・宮科家に伝わる、在否を示す木札。表は黒で名前が、裏は朱で名前が書いてある。外出するときには名札をひっくり返し、帰宅時には表に戻す。そうすることで、「え、いたの？」「いる…

高校三年生。夏休み。 ハルヒの奇行も鳴りを潜め。 ーいやそれでも俺からすればハルヒのテストへの意欲と結果との矛盾は十分気持ち悪いのだが。ー ともあれ、過去二年間を思えば至極真っ当…

　八坂神社、清水寺、高台寺……総本社、大本山、名刹古刹が数多く存在する京都・東山。この東山の奥に、一の鳥居を構えた急な石段がある。その上には、あまり知られていない小さな神社があっ…

僕が所属している弓道部には妙な“決まり”が存在していた。 ──「肩を叩かれても反応してはいけない」 なんのために制定されたかはわからないこのルールが僕の、僕たちの青春を大きく狂わ…

冤罪で冷宮に入れられた美鈴（メイリン）だったが、そこで謎の男に出会って……。 「陛下、私はビクロイを目指します」 「ビクロイ？　初めて聞く言葉だ」 「行商している叔父から聞いた…