「部誌」を含む小説

こんにちは！　暑い日が続きますが、無理なく過ごせていますでしょうか。 引き続きオンライン活動ということで、我らが現代文学研究部の部誌一号「萌音」を投稿します。今回から一年生の部員…

男子大学生3人の宅飲み。六畳一間の中央にはこたつ、大量の本と漫画が散乱する部屋。3人が所属する文芸部の部誌『諸相』の締め切りは明日の朝に迫っていた。 原稿に追われながら、話題は毎…

夏休みの始まりの日、小学六年生の僕は家の前でぶっ倒れてるお兄さんを見つけた。 そのお兄さん――覚兄とは夏休みの間毎日のように一緒に遊んでいた。 もうすぐ夏休みが終わるある日、町で…

こんにちは、九州大学文藝部です。今年の春から、オンライン公開を行っております。今回は「新入生号」をお届けします。「新入生号」とは名ばかりで、ほとんど新入生の作品はありませんが、古…

図書喫茶の店員である更紗と、店長、お客さんによる、少し不思議な物語。 ※　学生時代に部誌に載せた小説に加筆修正したものです。 ※　エブリスタにも同じ小説を載せています。

夏の日。少年は蝶を追いかけて古い洋館に迷い込んだ。 ※　学生時代に部誌に載せたものです。

2000字ほどのショートショートです。 シンプルな、友情をテーマにした作品です。 家を片付けていたら昔のＵＳＢを見つけまして、中のデータを確認すると大学生だった2008年に書い…

先月からツチノコと同棲を始めた。 ▢高校文芸部誌三年冬号掲載作品

こんにちは。九州大学文藝部です。 今年の春から、部誌のオンライン公開を行うことになりました。今回は新入生歓迎号をお届けします。楽しんでいただければ幸いです。 小説家になろうでも掲…

仙人と女中である私――瑞香《ルイシャン》の住む屋敷に、ある日一人の客人がやってきた。 ※　学生時代に部誌に載せたものに加筆修正しています。 ※　エブリスタにも同じ小説を投…

昨年の部誌に出したものです。初めて長めの連作を編みました。

「……羽が、欲しいんです。天使の羽が欲しい」 ある日『天使の羽』を欲しいという女性がやってきた。 ※　学生時代の部誌に載せたものに加筆修正したものです。

接点なんてないはずだった。あたしは地味な漫研部員、そいつはステージに上がるたび黄色い歓声を受ける軽音部員。 で、その手にあるのはうちの部誌だろう。なんであたしのページを的確に開い…

ミアの住む町の側には、人の寄り付かない古城がある。かつては魔王が住んでいたという、いわくがあるからだ。 その城から漏れ聞こえる歌声に魅了されたミアは、誘われるままに引き寄せられて…

新皇帝の即位、それは妃狩りの始まりーー 庶民がそれを逃れるすべなど、さっさと結婚してしまう以外なく、出遅れた少女は後宮で下っ端妃として過ごすことになる。 そんな鈍臭い妃の一人…

中世っぽい世界を描いた物語です。文化祭の部誌に出したものに、若干手を加えています。

「夢幻鉄路」「汽笛を聞いた夜」に続くシリーズ最終作。夢幻鉄路の主人公のふるさと再訪から数年後の物語。今度は二人で──。 シリーズ過去作は以下になります。合わせてどうぞ。 「夢幻…

虹色に溢れた部屋の中で、少女は今日も生きている。この部屋から出たら死んでしまう奇病を罹う彼女は、ベッドサイドの薄紅の小さな花と部屋を満たす大輪の虹の花を見比べ、思う。 私は、どち…

七不思議を追うと、いつもそこに彼女がいた。 文芸部の透史は、部長の趣味に合わせ部誌作成のため、七不思議について調べていた。 呪いのピアノ、深夜のバスケットボール、招かれざる生徒…

自分の高校の文学部の部誌に寄稿していたものです。特に公開に関して制限はないと聞いていたのですが、なんとなく公開まで時間を開けようと思っていました。それがどうかしたかって、特に何も…