「拡散する」を含む小説

満員電車、目の前で痴漢されていた女は天使だった。 世界をハッピーにするために「しあわせの種」を撒くのが使命だという。 「幸せパンデミック計画」を手伝い、世界を幸福に導け！！ …

ある日、インターネット上に"ネットモチュモチュを育てよう！"という広告が載っていた。タケシは何の気なしにタップしてしまう。それは文字通り、モチュモチュという架空の種を育てるという…

【KAC20204】参加作品 マッドサイエンティストの、恋のおはなし。

くれぐれも、目的と手段をはき違えてはいけないよ。飲み込まれてしまえば、取り返しがつかなくなるからね。

バーリ公国中央部に聳えるスヴェドボリ山は、高地にありながら緑豊かなことで知られる。 その山腹の洞窟に住まう竜・オーケビョルンは、見慣れない花が山肌に咲いているのを見つけた。 可憐…

「で、それ誰から聞いたの？」 「えっと、誰だったかなぁ」 とある噂についてのあれやそれ。人から聞いたと言うけれど、誰から聞いたのかは思い出せない。所詮、噂なんてそんなもの。 …

里子はどこにでもいる女子高生だった。 ニキビと、そして毛穴の汚れが気になる里子がもらった無料サンプル。 それは、悲劇の始まりだった。 『KAC2020 〜カクヨム・アニ…

「『異世界バーサーカーガール』の一族」　ってタグあるでしょ？ あれ、大概ウチの関係者なんだよね。 という事で、今日は世界に散ったバーサーカーの血族を紹介していくね。

遥かな未来。生存圏を太陽系の様々な惑星や衛星に広げた人類。その一つ、木星の衛星エウロパに一人の少女が住んでいた。彼女は市民センターにやってきては語る。僕らの未来は夢に溢れ、華やい…

「柿ピーにおける柿の種とピーナツの比率を巡って人類は醜い争いを繰り広げていた」 「醜いというか見にくいというか」

おれ、将来は有名ユーチューバーをめざす小学生の祐介！　じいちゃんのマネしてスイカの種飛ばししてたら、最強の師匠に出会っちゃいました！

子どもの頃両親の離婚が悲しくて泣いていた私にゆーちゃんは教えてくれた。 「綿毛を思いっきりふーっと吹くと嫌なことも悲しいことも全部綿毛と一緒に飛んでっちゃうんだ」 その言葉を、1…

休みの日に朝から部屋へ乗り込んできて起こしては一緒にごはんを食べる命令形女子のお話(*´д｀*) 今回珍しく(？)読みにくい女の子の名前やけど、紅絹(もみ)って着物の裏地とかに使…

はるか未来、進化から取り残された人類は、動物型に進化した樹木「獣木」と巨大な「蟲」に怯えながら、森に囲まれた狭い村で細々と生き延びていた。 そんなとき、少年ナルセは森の中で見知ら…

『欠けた満月の湖』で、妖精は一人踊り続ける。 大切な人の意志を継いで、迷える魂を導き星にするために。 KAC20204「拡散する種」参加作品。 ※ノベプラでも公開しています。

たんぽぽ達の気持ちで書かれた物語です。

異世界に転生し、各地の幻想植物を調査して回る植物学者の青年、エンドウ・ジュウイチ。 ある日、彼のもとへ気になるしらせが届く。 「ブローディア王国の花姫さまが死に至る病らしい」 懇…

わたげはどこまでもとんでいく 世界を股にかけどこまでも

たったひとつの『種』が国を破壊し、ディストピアを作った。 それは『Devil Seed』と名付けられた。 『種』は芽吹き、形を変え、『ロア』と呼ばれるようになった。 電魔ツー…

【KAC20204】テーマ「拡散する種」 今回は初めて歴史ものを書いてみました。 松より撒かれた種の内、芽を出した一人の男の話。 時代を大きく動かした一人でありながら若くして落命…