「中華・後宮」を含む小説

朱く染まった空の下、芳苑（ほうえん）は一人で歌いながら舞っていた。 そこである青年と彼女は邂逅する。 が、芳苑は後宮に住まう宮妓と呼ばれる立場だ。 青年への秘めた想いと宮妓として…

『照国秘めごと宮廷物語』 武力精神力共に最強女が、王宮の闇を暴いていく――つもりが、なぜか側近が馬鹿溺愛してくる。 生まれながら、その存在すら消されていた娘は、密かに暗殺者の…

駆け落ちした姉から不思議なハサミを託された雪華。 ハサミを使うと副作用があることに気づいたものの、皇帝の弟・朱翠影の命を救うため、覚悟の上で使ってしまう。 その結果、腹黒皇帝に面…

後宮×契約結婚×溺愛×料理×ミステリー 町の外れには、絶品のカリーを出す小料理屋がある。 小料理屋を営む月花は、世界各国を回って料理を学び、さらに絶対味覚がある。しかも、月花の…

　芳氏が治める大陸一の大国、峯紅国。 　草心高は紫紅峰に棲む仙人の泰慈先生に弟子入りし、日々過ごしていた。 　ある日、病で伏せる母親のために薬を分けてほしいと少女が訪ねてきた。…

大華国の後宮には、数千年を生きる『耳長族』がいる。 そんな耳長族であるサラはある日、皇位争いに敗れて後宮に逃げてきた少年を保護する。 『後宮で匿うため』という大義面分で少年に女装…

妃嬪の娯楽のため、使用人の慰労のため。後宮の一角に市が立つことになった。 秘華園の役者を売り子に、市井から様々な品を集めた仮初の市の賑わいに、婢《げじょ》の小花は胸をときめかせる…

自身の婚約者と駆け落ちした妹の代わりに後宮に入ることとなったセナは、北部の少数民族の出身であった。腕っぷしだけはたつセナは後宮でも腕っぷしを武器に乗り切ろうとするのだが……！？後…

幼馴染として育った皇帝の後宮に入って三年。 曹 春麗（そう しゅんれい）は、初恋の相手だった皇帝陛下からは一度も寵愛を受けたことがなく、寂しい毎日を過ごしていた。 ある日春麗は…

※この作品に救いはありません※ 強大な武力と領土を誇る大帝国――璃国（りこく）をしろしめす皇帝には、人ならざる美貌の寵妃がいる。 名を姚（よう）紫歌（しか）。漆黒の襦裙をまとう…

　始まりの皇帝が四人の天仙の助力を得て開いたとされる、その威光は遍く大陸を照らすと言われる紹嘉帝国。 　当代の皇帝は血も涙もない、冷酷非情な『鬼神』と畏怖されていた。 　ある時、…

　──俺の頭上に死兆星が輝いてるってマジ？ 　中華風ファンタジーの世界で皇太子。 　どうやら未来は後宮に軟禁されて薬漬けの傀儡エンドらしい。 　世紀末モブじみた暗殺者、ドロドロ…

紀元前210年、秦の始皇帝が崩御した。 北方で長城を建設していた扶蘇（ふそ）皇子が受け取ったのは、自害せよという始皇帝からの勅命だった。 扶蘇は始皇帝の長子で、次期皇帝を目され…

【カクヨムコン10短編部門応募作品】 陶王朝は馥宗の御代。 元宮廷画家の宦官・洛雪は陶に敗れた西方の遊牧民族・イル族の王女であった胡妃の絵姿を描くよう皇帝から命じられる。 言葉…

楊貴妃は、唐の玄宗皇帝の妻として中国史に登場しますが、最初は別の人物の妻となっていました。 これは、その人物を中心にした、恋と友情と反逆の物語。

とある湯治場に伝わる、熱くて切ない物語です。 この作品は以下の自主企画に参加しています。 【女性作家さんも歓迎！】新作”ますらを”を書いてください（～11/30）【現在のレギ…

菫　春天(とう　しゅんてん)は、十七歳の誕生日に「桃花源」に行くつもりにしていた。 桃花源は、天界・幽界・冥界の狭間、仙人の住まう世界。 幼い頃、すでに「龍仙珠」という、そちら…

前世は日本のオタク・昕晨星は後宮入りした。 理由は初恋が諦められないからと、皇帝からの要請があったため。 ところがその皇帝は、かつて一家で保護して友人となった直だった。 同じくし…

天体観測が趣味の星占い師『星蓮』は、偶然出会った龍帝『明昊』に気に入られる。距離感が狂い気味な龍神族の彼に攫われるようにして後宮の妃となるが、『黒き龍』である彼は民から『不幸を呼…

幼い頃助けられたことをきっかけに、第二皇子の飛龍に恋をしている半妖少女・小鈴。 念願が叶い、小鈴はようやく城で働けることになった。 しかし現在、飛龍は精神病を理由に幽閉されている…