「オタクと推し」を含む小説

オタクのOL、小宅愛衣こと、コヤケさんはこの日もいつものようにアニメ鑑賞を楽しんでいた。 推しがいる生活に一喜一憂し、今日も日ごろの疲れを吹き飛ばす──はずだった。 しかし、アニ…

一部の一般人からのオタクに対する冷たさ、ツラいですよね

　『私』こと藤岡美咲は『百合坂ゆりこ』というボイス活動者を推している。あまあま癒し系ボイスにニヤニヤが止まらない美咲だが、自身のうっかりのせいでゆりこ本人と知り合うことに！？ …

　令和五年三月九日は、佐藤冬人が最も〈おし〉ているアニソンシンガーの初めての武道館でのワンマン・ライヴの開催日で、冬人は、感染症のパンデミック下において、自分がアニソンのイヴェン…

KAC2022 02回目：「推し活」参加作品その５ 　大学生イヴェンターの佐藤秋人（兄）は、とある大学の学園祭に出演する〈最おし〉のミニ・ライヴのために、北海道を日帰りで訪れて…

「それしか趣味がないから続けるしかないんだよね。推しが何時死ぬか気が抜けなくて疲れるんだけど」

荒巻二歌は中学二年生だ。 誰よりも真面目に、完璧に生きることを心に決めていた。 学校の成績はテストは満点、授業態度は良、運動神経は抜群の完璧少女なのだ。 だが、裏では必死に努力を…

【KAC2022】参加作品です。 ～あらすじ～ 　春。高校に入学して間もないある日。隠れオタクだった女子高生――文（あや）は推しの缶バッチを装着した通学バックで登校した。これ…

KAC2022 02回目：「推し活」参加作品その３ 今、アニソンのイヴェンターをしている「私」が〈おし活〉をするキッカケは、三十年前の平成三年三月三日にデビューした、アイドル・…

主人公のゆみは大好きな推し、いゆくんがいる。 推しが大好きすぎて彼氏も好きな人もできない。そんなある日、推しが炎上してしまう。 不満と愛と争いが詰め込まれている日常をぜひ読んで…

KAC2022参加作品です。 フリーターの種井夏向は滅多にイベントにも出かけない日陰オタク。推しの二次創作漫画を描く神絵師「るるう」の漫画が好きで、ネットにアップされるものを楽…

自分を空っぽだと思っている女子高生が、にわかオタクと会って、好きなものに気づく話です。

KAC2022 02回目：「推し活」参加作品その２ アニソンのイヴェンターとして〈推し活〉をしている、東京都在住の佐藤秋人（兄）は、ライヴに参加するために広島を訪れていた。しか…

イケメン声優・瀬川晴翔くんを“推し”続ける私のキャンパスライフ。その中で出会った、大してイケメンでない先輩・馬場は、どうやら私のことを……。

今日は推しの歌い手グループ、『Secret Prince』のワンマンライブの日だった。私はもちろん参戦予定。 会場は多分一番大きいライブハウス。他にも歌い手グループはいるけど、そ…

２人の高校生の推し活終了後の、其々のあとしまつ

KAC2022 02回目：「推し活」参加作品その１ 東京でアニソンのイヴェンターとして〈推し活〉をしている佐藤冬人は、自分がイヴェンターになるキッカケとなった、二年前に感染症前…

忠長: 今回はただ巻き込まれただけ。 友里: 声優、桐谷瑚乃香として活動中。忠長とは同じ高校に通っている。 初寧: 忠長の使用人。生粋のオタク。おっちょこちょい。 『イセソン』:…

喫茶店で時間潰しをしていたら、背後から女性二人の会話が聞こえてきた。 どうやら何かの熱狂ファンみたいだ。 ちょっと興味が湧いたので、耳を澄ませてみた。 二千文字未満のショート…

推し活。それは自分の大好きなアイドルやキャラクターを応援する活動のこと。 手を伸ばしても届かない場所にいる「推し」を身近に感じるための活動だが、ではもし自分の「推し」が自分の前に…