「一人と一人」を含む小説

百人一首の第九首および第二十二首のもしもの話。 絶世の美女と評され多くの男性から求愛を受けていた小野小町。 しかし、彼女も時の流れには逆らえない。歳を重ねるごとに衰える顔貌に伴…

輸入品の販売業者の店長が、客として訪れた若者の奇妙な振る舞いについて語る。

あるところに青の国と緑の国という二つの国がありました。 二つの国の王は仲が悪く、青の町と緑の町の人間が会うことは決して許されないことでした。 そんななか、青の町に住む今年で８…

二十代前半に、東南アジアを約半年間一人旅行した時に書いていた恥ずかしい日記です。小説を書き始める前の自分による、品性がなく、語彙は乏しく、文体は稚拙で、差別用語や本人にしかわから…

死刑ができなくなった世界では変刑という罰により 人間であることを失わせるようになっていた。 蚊にされた兄を持つ家族は徐々に壊れていって……！？ ↓前回の投稿↓ 『私より重い…

『今』が嫌で家出した少女は、SNSを通じて出会った男の元を目指す。男の変態性欲を満たすことを返礼に少女は男のアパートで生活を始める……

（シリーズ二作目ですが、それぞれ独立した事件を扱っており、前作未読でも、この作品単独で楽しんでいただける仕様です。よろしくお願いします） 　占い屋を営むゲルエイが、同じ露天商の…

『心臓転移』。 その人を想っている誰かに心臓を奪われてしまうというものだ。 心臓が誰かに奪われ――盗まれる時代。『心臓窃盗保険』や『心臓探し専門の探偵』なんいうのもある。 二つ…

主人公である高校一年生の伊久美と双子の妹である久留美が織りなす思春期ホームドラマ。 近くにいるからすれ違い……。 すれ違うから遠くなる……。 近くて遠い信頼関係……。 二人で一…

【「ファミ通文庫大賞（第1回）」「ネット小説大賞（第8回、第10回）」一次選考通過作品】 　かつて王都の警吏だった騎士ピペタは、左遷されて、今は地方都市で勤務している。彼が非番の…

平凡な高校生が「好きなこと」を見つけて成長する物語。 等身大の高校生を描きます！

　星降る夜に私は性別を持たない美しい人に出会った。 　いつの間にかその人のことが好きになって、自分が持つ醜い感情に耐えられなかった私は、その人を忘れるために七つの国を巡る旅に出た…

戦争と革命の世紀と言われた20世紀のロシア、日本、ドイツを舞台に、世界戦争と世界革命に関わったがゆえに不幸な運命に呪われていく人々の運命を描く。本当の革命、本当の戦争の本質とは何…

一人、また一人と、超能力を使っては命を落とす。 そのきっかけは、謎のノートを拾ったことで‥‥‥

「僕はね、なーんにも無い所へ行きたいんだよ。日本中で特に誰も注目しない、期待しないような所。 例えばそこで平気で暮らしているような若者が、もしとんでもない音楽の‘種’を隠し持って…

とある一匹の猫が一人語りで自分の人生を振り返る ※とくに盛り上がるところはありません

彼女は突然別れを告げた。 男は強がったが、時間が彼女の大事さを教えてくれた。 そして男は……。

「この間、世間でちょっとだけ有名なお店に並んでいたら、出会っちゃったのよ〜こんな人。」 なんて、自分を『アタシ』と呼ぶ ”おじさん”が、あなたに語りかけてくれます。 おじさん…

寒い寒い冬の日に拾われた子猫のこっぺは、二人のご主人様や先輩猫・めろんやかれーとの交流を通じて成長してゆく。 用語だけ、補足を。 仔にゃんこ＝数週間～一、二歳。人間になついてる…