「#ピアノ」を含む小説

　Les Freresやドビュッシーを良く聞き、愛する作者が中二のちっぽけな二人の無謀すぎる挑戦のお話をお届けします 　――音楽ってこんなにも面白い (音楽小説の形式を借りて…

どこかで聞いたことのある音だ。ある日、立花由香は、ショッピングモールの広場でのピアノの演奏に足を止めた。演奏をしていたのは、タキシード姿の男子。その姿を見た、由香の胸はふいに高鳴…

七不思議を追うと、いつもそこに彼女がいた。 文芸部の透史は、部長の趣味に合わせ部誌作成のため、七不思議について調べていた。 呪いのピアノ、深夜のバスケットボール、招かれざる生徒…

プロピアニストになる―― いつしか抱いたその願いは叶うことなく、どこにでもいる在り来りな大人になった。 もう何年もピアノを弾かずに、かつて鍵盤に触れていた手は吊革を強く握っている…

わたしがその雪の町で彼女との思い出にふけっていると、急に声をかけられた。それは、わたしが好きだった女性ピアニストで……。

幾つかの章に分かれて、駅ピアノを弾きに来る人達のことをお話しします。童話でもなく、小説でもないお話です。ピアノ小品を聴くようなふうに思っていただけると幸いです。

「僕はね、なーんにも無い所へ行きたいんだよ。日本中で特に誰も注目しない、期待しないような所。 例えばそこで平気で暮らしているような若者が、もしとんでもない音楽の‘種’を隠し持って…

ピアノの天才である少女と、その幼馴染の少女による、共依存百合短編です。

父親がいないというだけでクラスからいじめを受け、透明人間にされてしまった過咲優。苦しい学校生活の中、それでも過咲は生きると決めた。最後までいじめから庇ってくれた水見心音、そんな水…

『誰もいない音楽室からピアノの音が聞こえる』 ひっそりピアノを弾いていたら学校の怪談になってしまった生徒のお話です。

とある物書きの青年の物語にまつわるお話。 KAC10 ｢カトリ｣もしくは｢バーグさん｣参加作品。

人が滅多に来ない音楽室で昼寝をしていた結菜。目が覚めた彼女の耳に届いたのは美しいピアノの音色。ああ、このままもう一度眠りに――そう思った瞬間、それまで流麗だった音がいきなり外れた…

【カクヨム３周年記念選手権】８日目！ 　これは今話題の中学生ピアニスト、夏色さんのインタビューです。 　ごく短期間ながら、幼少期に活動休止をした彼ですが、１年の後無事に復帰した…

木星軌道刑務所《セクメト》の管理人ルシアン・ヴォルシュケは、新たに送られてきた囚人ニコラ・パーカーを迎える。 カクヨム3周年記念選手権 KAC8 『3周年』参加作品。 *補…

私の人生は「幸せ」で埋め尽くされている。 自分の部屋にはグランドピアノ、裕福な家。このご時世に、就職はおろか、大学進学もせず、することと言ったら、お華にお茶に書道にお料理のお稽古…

一目惚れというのだろうか。 　 それは夏の終わりに感じる寂しさに似ていた。 でも、どこか幸せで切ない。 色とりどりの感情が一気に溢れだす。 そんなありふれた物語。

ピアノ発表会のリハーサルに訪れた寺西は、友人で出演者の梶川が来ておらず連絡も取れないことを知らされる。 カクヨム3周年記念選手権 KAC6 『最後の3分間』参加作品。 *補…

「青春小説」というジャンル分けがないために、わたしとキミとは「恋愛」することにした。青春も恋愛も似たようなもん、だよね？ 高校3年生と中学1年生の年の差カップルが幼馴染でもなんで…

ジャズピアニスト、新堂ゆかり。 彼女は、ピアノにすべてを捧げてきた……。 しかし、終わりの時は近づいていた。 （カクヨム３周年記念選手権参加作品。６日目）

　能力とは特別なものでは無い。 それは持って生まれた才能。何かに長けた、秀でた自身の才能の延長に過ぎない。 　この世界に存在するのは【人】ではなく、【非人】である。 　【…