「円城塔賞 男主人公」を含む小説

子どもの頃、レッドが大好きだった。だって、戦隊もののヒーローはやっぱりレッドがかっこいい！ それなのに、赤い色を選ぼうとすると女の子みたいと止められる。 どうしてなんだ！？　おか…

◆漫画家のいすみさんが、自分のペンネームの由来を教えてくれた。 ある土地からのようだ。 しかし、それだけではない。 想い出のシーナが関わっていた。 僕は、彼氏として一歩踏み込もう…

◆惑星を飛び出した二人は快適に旅をしていると思えた。 しかし、アラシャが『矮化の聖なる杖』をミーロに渡す。 それが意味することとは――。 ◆登場人物 アラシャ：男性。１７歳。…

ニュースです。S県N市で近頃、人が急に遅くなり、最終的に動かなくなるという通称フリーズバグが発生しております。 国のバグ対策本部では原因究明に当たっていますが、今のところ解決につ…

柴犬の爆発的増加により、世界は混乱に陥った。 積毛による交通網の麻痺。作物への被害。服に毛がすごい。 国土交通省『毛害対策局』の若手・羽柴は毛害対策に奔走する日々を過ごしていた。…

株式会社シルエットカンパニーの社長が殺害された。 現場はシルエットカンパニーの最上階にある社長室で、部屋には内側から鍵がかかっており、窓から侵入することも不可能であった。 ——…

オタクの僕に奇跡のように出来た彼女。幸せなはずだった。僕の部屋から大切な大切なコレクションが消えるまでは。 ※小説家になろう、エブリスタにも掲載しております。

結婚してから数年、妻は子どもの世話に掛かりきりだ。幸せなはずの毎日。だけど何かが足りない。付き合っていたあの頃に帰りたい、なんて思っていたある日。会社を出た僕は、昔の妻によく似た…

高田宏太は第一志望である株式会社クレープカンパニーの最終面接まで駒を進めていた。 内定が手を伸ばせば届く位置まで見えていた。 しかし、最終面接で面接官からされた質問はあまりにも予…

気がつくと俺はデパートの屋上にいる。会社をリストラされてから毎日と言っていい。俺は何をしているんだろう。こんなところで。 ※小説家になろう、エブリスタにも掲載しております。

　滝戸左膳は、質屋を表稼業にした殺し屋だ。贋金作りで打首になった武士、滝戸弾正の庶子として闇に浸った道を生きてきた。 　ある晩、左膳はいつものように鉄の狐面をかぶり、短刀村正で…

確かに『見ているだけの簡単なお仕事』だった。 ただ、見ているだけの。 ※小説家になろう、エブリスタにも掲載しております。

人を想う気持ちなんて簡単にコントロールできるはずだ、 そう思っている男がライムグリーンの月に照らされながらジタバタするお話。

施設に入所中の父親が繰り返しミズキという名前を話すから、覚えてしまった。そのミズキという名前が、父親のタンスの奥に挟まる手紙。その差出人の名前だった。彼がボケる前にミズキという人…

母が死んでから、僕は一人だった。寂しいと思った。 だから、世界中の人たち全ての意識を統合させる機械を作ろうと思った。 ※小説家になろう、エブリスタにも掲載しております。

俺の家の風呂は足が伸ばせないくらい狭い。出来れば、もっと広い風呂に入ってくつろぎたい！ せめてもの癒やしにと入浴剤を入れてみたのだが……、なんか俺の家の風呂がおかしい！ ※小説…

母の亡き後、一人で本屋を経営している父。その本屋は、母との思い出の詰まった店だった。ずっと続いていくと思っていた。だがある日、父が店をたたむと言いだして……。不器用な父と息子の物…

大陸のはてにある国オロ・ノードで賢王と呼ばれていた父の跡を継いだのは、勉学や人格に優れた第一王子ではなく、粗野で横暴と言われていた第二王子だった。 弟即位の直前、たった一人の腹心…

温暖化が進み、地上に生物が住めなくなった時代。人間は地下に潜り、宇宙を夢見る。その時代に生きる主人公ソニックと、煌めく星の話。

山暮らしの源は、偶然行き会った女を娶る。妻は時折「花を摘む」といって出て行くが、花を持ち帰りはしない。気になるが詮索すまいとする源は、ある晩、恐ろしい夢を見る。 ※「円城塔賞」…