「月 心」を含む小説

　心も身体も疲れていたあなたは、あるきっかけで『癒し屋』へと行ってみることに。 　そこで担当してくれたのは、ドジだけど可愛い新人スタッフ、サキュバスのメイだった。 　メイはある時…

仕事と世間のしがらみに疲れ果てた、ある日のこと。いつもと変わらない行動をとっている自分。しかし、心の奥底は他人に見えないもの。自分さえも気づかぬふりをして一日を終えようとする。救…

無限に続くアーケード、薄暗い商店街に流れる空の噂 変わらない毎日を淡々と働く女性、白波にある日全く突然身に覚えのない横領の疑惑が持ち上がる。 好奇心にかられ部屋中を探す彼女の元に…

ある5月の晴れた日、３年間同じクラスだったが、顔見知り程度だったクラスメイトの仁奈と、ひょんなことから授業をサボり屋上で大の字になって、空を見ていた。 そうしているうちに、仁奈…

あるマンションで一人の男が殺されていた。第一発見者は、新聞配達員で、玄関も、窓も開いていたことで、発見することができたのだ。被害者は、「個人至上主義者」であり、離婚してから、一人…

誰かと静かにお話したい夜は誰だってあるぴょん。一人で考え事したい時だってあるぴょん。街を見下ろせる場所でそんなことをしていたら、ちょっと心が落ち着くなんてこともあるかもしれないぴ…

　ハルは月の花嫁学校でリッカに出会う。クラスメイト達はリッカと同じ顔のクローンで識別名はあるものの、サクラと呼ばれていた。金髪に色白の肌、茶色の瞳、桜色の頬、お揃いのポニーテール…

９月の終わり、夏の残暑が消える頃。学校の屋上に１人佇む笠松葵さんは、僕にそう告げた。 「死ぬって、それは……っ」 　泡を食う僕のことなんか、笠松さんは気にしない。 　彼女はた…

高校二年生、座古善人に試練が訪れた。 恋人であるひきこもり幼馴染、羽寺月海との初体験に失敗。 原因は月海が極度の恥ずかしがり屋だった事で、思い詰めた彼女は自殺未遂すら起こしてし…

世界的大パンデミックの中、一向に減るよしのない性犯罪に対して、ある法案が可決しようとしていた。高杉は、自分の性格を、「いつも同じ女相手だけでセックスをするのは無理だ」という飽食状…

＊深山シリーズの第2作。 ＊シリーズとして続いていますが、作品は独立しているのでどこからでもお読みいただけます。 【あらすじ】 　季節は春。 　中学校の理科教師をしている深山晶…

　結音（Yuine）様の自主企画から生まれた、短い７首の短歌集です。 　この短歌集は「７月７日に『七夕』の『短歌』を詠んで『７首』upする企画」に、参加させて頂くために書かせて…

　記憶や体験が人を作ると言うのなら、伊沢深泉には、正体というものがない。ついでに、常識もない。 　そのバディを努めるものは、例え〝誇り高き陰キャ〟を自称する社会不適合者で、イケ…

夕方五時になると、髭を生やしたファイブオクロックと呼ばれる人物が日暮坂に現れた、好奇心旺盛な三郎少年がその人を追いかけてみると、昔の防空壕跡から、一人の女性の死体を発見した。結婚…

2023年7月3日、とあるV singerの企画生配信で心優しい美少女Vがガチでやらかして本気で謝りまくってるところを見ておれの中で新たな扉が開かれた記念作品

心を配る仕事、心配りをしている僕は氷の人外。 毎日ふわふわに削った氷を心として成型し、街ゆく人に配っている。 けれども氷の心は徐々に売れ残るようになったから―― 誰かを温めたい…

『帝国』と周辺諸国が戦争状態に突入してはや五年。 東方戦域で負傷し治療中のカール・シュナイダー少尉は、昇進とともに第一一九装甲旅団への転属を命じられた。中隊長として着任した彼は最…

運命の人（自己認定）である里愛に極めて重い感情を捧げるヤンデレ少女、深月。 彼女の目的は里愛の全てを知ること、そして里愛の心を射止めること。 しかし実は、里愛こそ深月へ溺れるほど…

悪い子ぼく。未だふざけた人間のまま、茶化しては臆病に生きている。 この絵本を貸してくれたきみは、こんなぼくをゆるしてはくれないだろう。 今日もお月さまが、ぼくを見ている。