「何処かへ」を含む小説

俺は電車の遅延に遭遇し、備え付けのベンチに座って綺麗なお姉さんを眺めていた。ひょんなことからお姉さんと会話をすることに。しかしこの人何処か様子が変だった。それなのに俺は変だと思え…

目覚めるとそこは深い森の中。 記憶はない。名前すら思い出せない。死に直面する無力な男。 森を彷徨っていると、未開の部族に捕まり始まる奴隷労働の日々。 異様な事態に陥っても、…

人間は、美味しい。 何処かのオエライサンか、それともタダの街住民が言ったのかはわからない。 しかし、食に植えていた人間をはじめ“共喰い“という狼狽が進んでいた時代に起こった、…

2020年9月、地球には一見するとこれまでと変わらない日々が流れていた。そして人々はそれがこれからも続くと思っていた。 だがその思いはある日突然崩れていくことになる。それも世界を…

何処かに住む誰かが何かしらの方法で自害したらしい。その人物から、ある遺言書が見つかった。 ※フィクションです。本当にこんな遺言書ありそうですね。変わった考え(？)を書くの楽しか…

時は昭和初期、所は房総。 死体を前に、一人の女が呆けていた。 「人が人を殺めてしまったとき、山育ちは海に流し海育ちは山に埋めると申します。ですが、私には何処に棄てる場所がありまし…

　僕は旅行者だ。『命のランタン』を携えて旅をしている。 　この『命のランタン』は僕の命を糧に燃える。 　僕は誰も訪れない地図の外の東の大地を旅していた。その道すがらには洞窟があ…

これは、何処か遠くの誰かの恋のお話

仕事が忙しすぎて、最近まともにギルドの外へ出掛けられないギルドマスターと、ギルドマスターが大好きなので、何処にも行かないで欲しい人達の小話

冬の寒い季節に最愛の人が居なくなって、暑い季節に帰ってくる。

大谷家の長女レイと結婚した視覚障害のあるガク。 その後、角膜移植手術をして見えるようになったのだが、過去が追いかけて来た。

　私は何処（どこ）にでもいる暗殺者、そう思ってもらえば結構だ。現在、中学二年生の女子である。 　六月に転校してきたばかりの私は、クラスメイトの女子に声を掛けた。「ねぇ、あんたさ。…

【完結保証】 　俺の学校には1人の女子生徒がいる。 　学園一の美少女などと呼ばれる、ラブコメのヒロインみたいな少女。 　日本人形の様に清楚で美しく、それでいて何処か儚く感じる少…

結音（Yuine）様の自主企画参加作品。 投稿前にちょっと恥ずかしいことしちゃった。 ドキドキしながら投稿します。 この詩の内容は、通りゃんせ勝手に解釈しています。 明後日の解…

今は昔、世界では何処でも青い鳥が飛翔していた。 自由と希望と無限の可能性を込められているその鳥は、巣箱から飛びたち文書を届ける。 いわゆる伝書鳩の役割を果たしていたが、彼らが飛び…

オムニバス形式で、怪談話を投稿予定です。

今日も東京の何処かでジャズが演奏されている。彼らは様々な理由でジャズミュージシャンと言う職業を選択した。世界的に有名と言う訳でもないが、そうブルージャイアントではないかも知れない…