「特異」を含む小説

まだ魔術師と呼ばれるものたちが、表舞台を闊歩した時代の物語。 恐れを知らない傭兵、サクス。その秘密は特異な能力にあった。 だが、次第に頭角を現すサクスを、快く思わぬ者たちが現れて…

　誕生日の日にしか大切な人の顔を見ることができない。自分の死ぬ時が分かってしまっている。もしあなたがそんな体質になったら、どう行動するでしょうか？ 　このお話はそんな不幸な体質を…

日本ミステリ文学館では2017年5月より7月にかけて、「新本格ミステリ」30年を記念し、「鮎井郁介展」を開催します。『紅蓮荘事件』で衝撃的なデビューを果たし、90年代の日本本格ミ…

　ここは『円森荘』。見た目はボロいが中身はそうでもないこの奇怪なアパートには、奇妙な縁で結びついたモノ達が集まってくる。 　ヒーロー。悪党。侵略者。異星人。怪人。はては怪獣まで。…

勇者の賃金はモンスター等の討伐や国税からの一定の支援額で賄われている。 勇者登録だけで家に引きこもるペーパーブレイバー問題や固定ファンから支援金を搾ｓｙ・・・得る形式の勇者団体「…

あらすじ Ａ.Ｄ. ２０２９。前世紀の最後の大戦以降も、世界の戦争・紛争・内戦は、様々な理由で行われ続け、その形態も、生身の兵士による直接的な戦闘から、機械兵器・ロボットなどの無…

何処にでもいそうなやる気の無い気怠げな高校生、黒羽創季。そんな少年に倉木幸という同級生が話したのは、特異な原因不明の爆発事件。それから、下校途中に見つけたミンティアを食べた事で、…

2020年、社会は異次元から取り出した存在、『異次元高エネルギー体』から得られるエネルギーによって発展していた。 しかし、『異次元高エネルギー体』は漏出し、『虎』と呼ばれる存在に…

魔法。 それは選ばれし者のみが手にすることができた、特異な力。 マギエ。 それは魔法に憧れた人間が、科学の力により生んだ、魔法に限りなく似て非なる力。 マギエは、富者のみが手…

関東地方の海沿いにある中規模の都市、成海市。その中心部に、あるラジオ局があった。地域密着型独立系FM局、『FMグリーンフォレスト』。コミュニティFMより大きいけど、大手FM局には…

時は西暦2200年代。 「異能力」と言う特異な力を持つ「異能者」が認知されて約1世紀が経とうとしていた。 　公にその存在が認められている「異能者」ではあるが、その数は絶対的に少な…

　近未来に起こる出来事。 　２０４０年、日本 　量子コンピューター、量子人工知能が人々の生活に広く、深く、浸透し始める時代。 　飛躍的な発展を遂げるテクノロジー。 　やがて来る…

デウスという人類の敵が現れた世界。 通常兵器が効かないデウスに唯一対抗できるのは鎧装表皮という特異体質を持った少女たちだけが扱える太古の兵器『スケイルギア』だけだった。 過去の…

２月７日……第一章完結。続きのお話は考えてありますが、とりあえずきりがいいので、ここで『了』。 この物語はコース料理のようなもの。前菜、スープから始まってデザートで終わる。ちな…

お待たせしました東京都民！そして全人類！ ついに君たちは、忌むべき労苦から永遠に解放された！ 一億総ニート！ 今から30年後に来ると言われるシンギュラリティ(技術的特異点)。…

八角高校に通う高校三年生たちののんびりとした話です。 もっとちゃんとした舞台でのミステリーを書こうとしたんですけど、変なネタしか浮かばなかったので試験的に仲間同士のゆるい謎解きに…

ある「偶然」と「必然」から、日本の守護者になってしまった同級生たちの物語です。社会人としてまじめに勤め、人生の酸いも甘いもかみわけて、そろそろ引退か、というおじさんたちが、自分た…

　日向拓巳はトラブル回避の運がある。彼にトラブルは降りかからない。だからラッキースケベさえも起こりえないはずだった。 　櫻華学園の二年生となったある日、二人の少女が訪ねてくる。そ…

「殺したいってほど憎む気持ちと、相手と一つになりたいって愛情は、どこか似ているよね」 とノノは言った。 僕にはさっぱり理解できない感情だったけれど、愛とか恋とかを気安く語る連中…