「頼り」を含む小説

　子供の頃、一度だけ目にした不思議な花がある。祖母が持ってきてくれた、小さな小さな白い花。わたしが触れるとぼんやり白く光り、指を離すと光が消える。まるで魔法のような不思議な花だ。…

ジェイクは幼馴染のユリィが大好きで、運命と思っていた。 しかし彼女はチート級の能力と前世の記憶を持つ転生者。幼い頃からひとりでモンスターを倒す彼女に、力では絶対に敵わないと悟る。…

どんなスキルをも身につけることができ且つ与えることのできる能力を授けられた少女、前世の記憶を頼りに平和で楽しい世界を目指す物語。

声に形がないように 恋も定形じゃなくていいと 誰かに言ってほしい人たちの歌

西暦2150年。 文明社会は滅び、人々は自給自足の毎日を過ごしていた。 電気も使えなくなった人々は使い方も分からない文明社会の発明品を頼りに歴史を遡ることだけ。 ふと空を見上げる…

のんびり屋でちょっと頼りの無い少女、姫川愛花は幼なじみの星山麻里に片思いしている。そんな麻里から短冊を貰う。短冊には『愛花から告白してくれますように』と書かれていた。好きなのがバ…

ライティーザ王国の王太子宮に、ある日突然、孤児の少女がやってきた。 　国境近くの町、イサカでは疫病が流行り始めていた。 　奇妙なことだが、孤児は疫病に関しての知識を持っていた。…

心持を記すための句を古語に頼りて詠む。

　東の風は、よからぬものを運んでくる。 　そのことを身をもって知った少年ヨトは、生きるために冒険者になろうとする。 　冒険者ギルドで出会ったのは、三人の少年少女。彼らの抱く冒険者…

ティマオス──それは魔法の力を持つ生き物、『聖獣』と人間が共に生きる異世界の大陸。 ティマオスは幾度も厄災に見舞われ、大陸に住まう民はその度に、異世界から勇者を召喚していた。 …

夫のリタイアで米農家の義実家にやって来た小烏が、農家の台所で頑張っております。 野菜は「買うもの！」から、「畑にあるもの！」へ。 小烏の料理はお義母さんの口に合うのか？ 皆様の知…

　浮遊大陸イシュタルに突然転移してしまった藤井翔子。 その世界は彼女が好んで読んでいた小説『イシュタルの空』の世界そのものだった。 　クラスの中でも控えめでおとなしい翔子は、そ…

地表のほとんどが海に覆われた惑星トティアスは魔法が存在するファンタジア。 時は新歴１１年、大海原の真ん中にポツンと浮かぶ、ほぼ無人の孤島で育った少年が女を探して島を出た。 『人間…

インド系アメリカ国籍先輩女子に振り回される話。20時更新予定です。

　全五話です。 　 あらすじ 　私、月森結愛にしか見せない、逢坂美紅先輩の癖。 　その癖を頼りに、告白を繰り返しているが一向に実らない。 　癖の意味を私は知っているはずだっ…

人類は敗北した。 大地に数多溢れる魔獣達に。 大地に住処を置き続けるのは、あまりにも危険。 いつ自分が死ぬか、いつ人類が絶滅するかも分からない。 人は魔法を行使する。 滅びと…

竜巻に襲われるわ、頼りない魔法使いはやっぱり頼りないわ……、誰でもいいから、助けてくれ。

　時は1962年。昭和37年12月暮れ。冬眠をするという民族「ネムラズ」。とある北の自治区に平穏に暮らしていたが、先の大戦から近隣に住み着き始めているオロス（ロシア）人の脅威に晒…

都内の女子校に通う高校1年生の天霧美咲は、小さい頃からずっと一緒のお隣さんで今年大学1年生になったお姉さんの久住渚沙に密かに想いを抱いている。 成績優秀で運動神経抜群の渚沙に憧…

彼女が存在していなければ、私は今も生きていることはなかっただろう。