「２００４」を含む小説

この本は１９９８年から２００４年にかけて筆者が当時海軍大尉であった松永市朗氏本人から聞いた話を収録したビデオテープから書き起こしたものです。 戦争末期フィリピンからパラオへの軍需…

　時は戦国、山深い大木村に、「巫女姫」と呼ばれる少女がいた。年は十九、小夜（さや）という。風を操る不思議な力を持っていたが、その力は村内だけの秘密とされていた。 　ある日小夜は山…

フィーア島から半年、自称歴史学者ジュリアンのお話。 彼はイクリプス急行の中で一人の少女と出会う。彼女とその手にあるビスクドールが不思議な既視感を呼び起こし…… イクリプス急行…

こちらの作品は『創り手さんにいろはのお題』を使用しております。 個人サイト開設１周年記念で毎日更新していた作品です。 当時を思い出し、８月１３日から２４日まで毎日１８時に４話ず…

セイラは好奇心旺盛なお嬢様。お付きのクライドを従え 噂のフィーア島へやってきた。この島には一年に一度女神が現れるという。皆がその姿を見るためその日に集う。 けれど、女神は代償に…

時は平安、下流貴族の娘は教養を身に着け上流貴族の元へ仕えに出るのが普通であった頃。私の主人、藤原秀恭さまもその例に洩れず、一人娘の陽花子さまに教養を一生懸命つけさせた。そして、や…

＜Record of Books＞　第八篇 　Jardin D'ordre ＜秩序の庭園＞。 　世界はいつしか閉ざされていた。広漠たる空間には見えざる壁が生まれ、細い径でのみ繋が…

おはようこんにちはこんばんは。いろどりと申します。 最近始めたばかり&初めて企画に参加させていただくので、多目に見てください。 曲名は嵐「RAINBOW」です。確か2004年くら…

＜Record of Books＞　第七篇 ＜緋なる湖畔＞と呼ばれる地があった。 　時刻によらず、その地は黄昏であった。天空を染め上げる紅と橙。 　小さな湖があるとされ、それを取…

ロンドンの中華街にひっそりと建つ骨董品店。そこには女装癖の店主と、笑顔を絶やさない下僕、そして虐げられ続ける居候が住んでいる。 彼らの仕事は人ではないもの向けの「何でも屋」。 い…

　時は2004年。 　現代社会の闇にひっそりと息づく悪の秘密組織「村」には、色々な怪人「村人」たちが所属していた。 　彼らは世界各地の神話や民話の末裔、神や妖怪の子孫。吸血鬼や、…

激しい戦火と崩壊を生き延び、復興しつつある世界。 世界の礎となって喪われた四人の英雄、遺された三人の再開。 生まれ変わる世界の片隅で、再生の物語が紡がれる。 ※「桃源パラダイ…

自作の詩集。 ｢旅人｣より前の作品は2004～2006年に書いたもの。 （その内｢世界で一番遠くにいる隣人へ｣だけ、それ以前） 記録をとってなかったので順不同。 （当時、自作Ｈ…

短編小説の連作。 この世界ではない場所で起こっている戦争と日常の中でふつうの人たちが暮らしているお話。 星間戦争が延々と続いている時代 うっかり戦線からはぐれて未開の惑星に漂…

騎鈴城の姫は、湖に浮かぶムクの塔の頂で焼身自殺を遂げた。姫の燃え残した血・灰・指・髪を求め、四人の聖騎士が旅立つ―― 聖騎士ミジンコは、姫の御髪ごとしゃれこうべを持ち去った盗賊…

詩を書くのが１番の趣味になった２００４年の作品の中から自分がいいなと思った作品をテキトーに選んで紹介します。 その中で少しでも心に響くものがあったなら幸いに思います。

　　梗　概 前漢初期、嶺南《れいなん》に南越《なんえつ》国という独立国があった。国都は番禺《ばんぐう》（広州）、国王は趙佗《ちょうた》、中原《ちゅうげん》のもと趙国の出自である…

｢壱章／人斬り｣ 日本の幕末を舞台にして宿命を紡いだ時代劇。 ｢弐章／英雄｣ 遥か未来、とある星の戦争を描いたファンタジー。 ｢参章／死望者｣ 現代の死を望む若者の心理描写を…

作者が２００４年から２０１１年までの七年間に書いてきた超短編小説を公開します。主にライトなＳＦが主体ですが、純文学、コメディ、ファンタジーなどもあります。長短編にアイデアを採用さ…