「戦国 姫」を含む小説

戦国時代。 密偵と疑われて牢屋に閉じ込められた尼僧を気の毒に思った百合姫。 座敷牢に食事を持っていったら、尼僧に体を入れ替えられた挙句、尼僧になってしまった百合姫は処刑されてしま…

鳳虎と鳳龍、２つの国の争いは鳳龍の勝利に終わった。 反乱抑止のために鳳虎の民を根絶やしにしようとする鳳龍に、亡き先代の鳳虎の姫君が父の跡をついで抵抗を画策する。 姫のもとに現れた…

時は戦国。大坂城で日陰の姫と絵師の少年が出逢う。◇ いちは、大坂城の外を知らない。外について尋ねる相手もいない。城内の女達にとって、いちは「死ななければよい」存在であり、お正月に…

大国に囲まれた小さな国、ミツキノ。ミツキノ国の王女ナラハは病に伏した父王の代わりに国防の要として日夜鍛錬をしていた。 ある日、国境が襲われたと早馬が飛び込んできた。

秀麗な美貌とは裏腹に、冷酷無慈悲との悪評の持ち主の東宮、飛龍の妃に選ばれた独身志望の姫、淳華。 幸せな結婚生活などは少しも考えず、ただひっそりと過ごし、早く家に帰されることを望ん…

　時は戦国。岩陰なる国にて。 　武士『橘玄』は主君を傀儡にした妖女『白姫』によって国を乗っ取られた。橘は化け物としての正体を見せた白姫を斬るも殺せず、家族も何もかもを失う。 …

新古事記物語の第二弾です。 　古事記の新解釈による縄文神話に次ぐ神話物語であります。縄文神話から千年の時が経ちました。弥生神話は大陸での戦争の影響が秋津洲にも及ぶようになり、混…

本書は上杉謙信の生涯という、ベタなテーマの時代小説ですが、新たな視点と解釈から描いてみようと思いました。根強い謙信ファンの一人として、相当贔屓目に書いておりますので、その点はお目…

　 「山城入道殿が姫を嫁に迎えるは、勘十郎じゃ」 　 　ときに天文十七年。 　平手中務政秀は大殿、織田備後守信秀から美濃へ赴くよう命じられた。 　美濃一国を支配する斎藤山城入道道…

　時は現代。主人公、江口謙（えぐち　けん）はごく普通の高校生。無口な親友、上田滋（うえだ　しげる）と平凡な日常を送っていた。 　ある晩、謙は不思議な夢を見た。夢の中で自分は兼成…

　大名の姫にも関わらず、実の家族に虐げられ姉の侍女として仕えるお船。 　お船が姉の嫁ぎ先で出会ったのは……。 　2500字程度の短編です。

時は室町時代。須賀川・岩瀬地方で一大勢力を築いた二階堂氏。 鎌倉時代からの名家が当地で一大勢力を築き上げた影には、ある若夫婦の悲劇がありました。 その歴史を、彼の旗本の一人である…

（そのわたくしを、斯様にも想ってくれるのか、この子は……。） （まだ女を知るわけでもないから、このさ栄などが別儀に思えるのだな。） （じゃが、いずれ、縁談でもあろう。松前の実…

石田三成と茶々姫の恋愛小説です。続けられるか分からないため完結済みにしておきます。

⚪徳川家康の長女であるわたし(亀)は、17歳で政略結婚で嫁いだ。その城は、反信長派をはじめ、得体の知れない輩の巣窟となっていた。そこで出逢った青年武者の正体とは？ 同い年で幼な…

戦国が終わって公方様も数えて五代目の世。馬借と宿を営むおつかわし屋の娘お市は、器量もいいが家畜の面倒見がいいことで評判の14歳の元気いっぱいの娘である。美少年の弟藤次郎と見識豊か…

　舞姫は突然、隣国大名の嫡男である真兼に、「妹の椿姫の方を好きになった」という理由で婚約破棄されてしまう。さらに、国一番の鼻つまみ者と言われる次男の影雪の元に嫁がされることになっ…

出張帰りに買い物をし、電車に乗っていたら急に睡魔が。 夢なのか暗闇の中から声が…、駅員かと思ったらどうやら違うようで声の主が言うには、元居た世界の過去と同じ歴史を辿る世界、言うな…

弱小国の姫であるイリューテシアは、隣国から婿を迎える事になった。見合いのため訪れた隣国で彼女は運命の出会いを果たす。その出会いは彼女を歴史の表舞台に押し上げ、やがて彼女は世界から…

戦国の世。燃え盛る炎に囲まれた城に、主従が残されていた。 年上の姫と年下の護り役。 最期の夜に、二人は初めて己の思いを口にする。 そして結ばれた約束は、令和の世に続く。 生まれ…