「宇宙アクション」を含む小説

21世紀後半、ブラックマターの一種が、恒星間航行の跳躍点となることがわかり、中国と米国が太陽系外に星系や惑星を領有する系外国家になっていた。その頃日本は、電磁カタパルトによる 打…

担任に案内されて入った教室で、本来ありえないはずのいくつかの色彩が、おれの目を奪った。 金、ピンク、水色、オレンジ。教室に貼ってある掲示物やら生徒の所持品やらの色ではない。何人…

　初出は同人誌〈星群〉50号（1983年5月発行）。書いたのは確か1982年の暮れあたりだったと思います。 　まずは時代背景から。 　今でこそ女の子がロボットや戦車に乗るのが当た…

この話では各章ごとに主人公が変わります。 ここでは第１章の主人公「薩美 凌（さつみ りょう）」について少しだけ説明を… 主人公の凌はクラスで浮き気味の男子高校生。そんな彼の眼の前…

ある夜火星の酒場で、おれシルバーはごろつきに襲われていた美女を助けた。相棒グレイの止めるのも聞かず、大金につられて美女の護衛を引き受けたおれだったが、彼女にはべつの目的と、さらに…

　世界人口が百億を越えて数十年。人類は滅亡への道を歩んでいた。 　その世界では脳に直接差し込む携帯端末「ノックヘッド」を装着した人々であふれていた。いわゆる「テレパシー」能力で世…

かつて幼い自分を救ってくれた兵士に憧れ、軍人になった胡杏華。しかし女子である杏華は、士官学校を卒業して少尉になってもなかなか戦闘を伴う仕事に就けなかった。自分の現状にいらだってい…

南の島でガイドダイバーをしている航とジジの前に客として現れた美女、葵は水を通して心を読むテレパスだった。しかも彼女が潜ることを望むダイビングポイント、「スターダストロック」にある…