「詩 物語」を含む小説

――厄災の贈物【パンドラギフト】 それはこの世界に植えられた破滅の種子だ。 存在しないはずの魔を降ろし、すべての希望を喰らい尽くすまで止まらない。 そしてねじ曲げられた運命は、何…

＊　心の歌

1978年11月11日の日付の「幻想」というこの物語は、私が小学生の時から書き続けていた詩のノートに書かれていたものでした。 　物語を書いているという気持ちではなく、詩を書いてい…

今も昔も、人の世は、嘆きに満ちている。 抗って立つ者は、グレシャムの法則が嘲り駆逐する。だから、人は諦める。 だが、この世界は違う。 抗える力を与えられ、鉄鎖を砕いて空を舞える。…

老婆が紡ぐ物語。 詩のような、童話のような、短く不思議な物語。 小説家になろうにも投稿しています。

詩には子供のころから毎日のように通っていた古本屋があった。 古本独特の匂いと、他愛ないおしゃべりが、大好きな時間。 でも、ずっと同じではいられない。時間とともに、人は変わっていか…

これ以外の終焉は迎えられなくて。 あがいてあがいた結果のお話。 何があったのか、これからどうなるのか。 誰にも分かりません。 あなたは、しっていますか？

吟遊詩人のかき鳴らすリュートに乗せて歌われる詩は、 新たな歴史の一歩に繋がる時代の流れを意味していた。 その流れに翻弄されながらも想いを貫こうとする二人の物語です。

詩、小説にならなかった物語のかけらたち

ずっと一人で回してきた職場でできた念願の後輩は、黒髪の黒縁眼鏡。そんな後輩に「魅力的です」なんて言われて振り回されながらも、「私」が愛する夫を手に入れるまでの日常とその呟き。 …

「おもしろ夫婦のゲーム・ライフ (改修版) La dolce vita per due giocatori」における、作中歌なので、物語を読んでいただけると内容がより良く分かると…

男女平等、男女同権が世界的な定説となった昨今。 この、ごく当たり前の権利。しかし、“男”はいつの時代においても悲しい生き物。 理性的であろうと欲し、筋道・正論を語るが、その実、…

土砂降りの雨の日に、捨てられていた猫が拾われるところから始まるお話です。 詩篇の方に追加してた物語っぽい詩ですが、詩にしては長めなので、単独で公開します。 では、どうぞ。

「そんなのもうやめなよ」って言われるのがわかっているから話さないだけで、 きっとあなたの街にも潜んでいる。だらしない夜の物語。 900字足らずの短いお話です。

この話は物語でなく、プログレッシブロックの歌詞の様なものなので気楽に読んでみて下さい。

アンドレイは屈辱に苦しんでいた それを晴らすべく努力を重ねるが結果は空しく散り 絶望と狂気の底へ堕ちていく これはそんな一人の男の人生を振り返る物語です。 まさかのシリアル・キ…

その年の聖騎士に選ばれ、境界と呼ばれる場所へ赴くミシン。黒い甲冑の女騎士ヒュリカら境界の軍と共にその奥地”外縁”を目指す。異質な存在・聖騎士として、自身がどういう役割を果たすべき…

「障害者就労移行支援事業所」をテーマとした作品。 「これから面接トレーニングを開始します」「支援を受けた側が、支援する側に立ちたいとは、身の程を知るべきだ。」「てめえ、殺してや…

短い文章の中にも、しっかり物語があるように頑張っています。

　その夜、俺が見た光景は魔法であった。 　春休みのある日。夜の公園でおかしな光景を見た。学年一の才女である西条詩陰《さいじょうしおん》が、巫女装束を着てこの世の者とは思えない化け…