「それでも歩く」を含む小説

「僕はテトラポッダー」 謎の少女に出会ったりした話

後輩の花森八瑛ちゃんが、俺の幼なじみに一目惚れしたらしい。 俺はもうひとりの幼なじみである澄夏とともに、奥手でヘタレな八瑛ちゃんの恋を全力でサポートすることに決めた。 「じゃ、…

男の隣を歩くのは全長二メートルはある、大きな犬。いや、狼と呼ぶべきか。 のしのしと足音を立てながら、街の中を堂々と進んでいた。 その隣で、少し立ち止まりながら、それでもまた前へと…

大陸全土を巻き込む戦が、今まさに起きようとしていた。 14歳の少女・カロンは、かつて戦を収めた剣を求めて故郷を旅立つ。 足を踏み入れたことのない国、出会ったことのない人々、忘れ去…

※ホラーのパロディです。 その日は金曜日だったのかもしれない。 雷雨の中、白いワンピースの少女が傘も差さずに走っていた。 ……ある男から逃げるために。 ゆっくりと歩く、大きな…

果たして語られている歴史は事実なのか、調べたくなってヴァーテクス魔法学園を休学した十四歳の少年シエル。 とあるダンジョンで休眠状態だった魔造人間のトリオンと出会い、二人の旅の目…

たとえば、あなたが結婚して妻子がいて、そこに１千万円がポンと手元にあったらどうしますか？高級車を買う？飲み歩く？キャバで散在？いろいろ夢は膨らみ股間も膨らみますが、ちょっと冷静に…

　ある大雪の日に死んでしまった男、蔵人。 　死後興味本位で異世界転生を選ぼうとする蔵人だが、転生先はオークしかないと告げられる。 　そこで蔵人は己の運を信じて、ランダムな転生先…

塾帰りの夜道を歩く「私」は、暗い公園の中泣いている子供を見つける。 心配して声をかけるとその子は思いもよらない要求をしてきた。 ホラー要素は含まない短編です。ぜひ楽しんでくださ…

中学一年の柚葉は、幼なじみで、親友だと思っていたリサと同じクラスになれたのに、ある日突然無視されるようになり、孤独を感じていた。 藤の花の花言葉や、藤の雨という言葉をテレビで知…

部員の王姫雷歌（おうひめらいか）による幻想的な掌編です。霧雨の夜、冷たい道路を歩く少年が孤独な鹿と出会い、時をともにします。

第一回目　月の光 小学生の時分 掃除の時間になると、必ずかかっていました。 勿論、ピアノ曲の方ですけどね。 当時、音楽の先生が「先進的」な方でして、 「掃除の時間に流れている…

「成熟」を断念しながら、どうすれば社会を築き、他の人と共に歩くことができるのかを考えたくて書きました。 2009年に同人誌として書いたアニメ『少女革命ウテナ』の評論です。そのう…

侍から棒手振りになり、日々野菜を売り歩く新之助は、一人江戸で懸命に生きている。ある日、大地震によって出来た沼で、新之助は狸を助けるが、その同じ沼で、煮売屋のおかみが人殺しを見たと…

あらすじ：大学院修了の年になったが就職できない今どきの学生　坂上　由(ゆう)　男　２４歳。 半引きこもり状態となりネットに逃げた彼が見つけたのは【よろず相談サイト】というサイトだ…

　過去と未来を自由に行き来する暦人。御師と呼ばれる人々は、暦人の中でも、旅先案内人を務める。もとの伊勢神宮の領地である旧御厨地域の主要神社近くに居を構え、時間を歩く人たちを真心と…

「さぁて行こうか。いまから宇宙へ」 　舞台は、近未来の日本。ある春の日、高等部に進学した主人公・奥宮日向（おくみや ひなた）は、授業中に乱入してきた財閥令嬢・天代鈴音（あまし…

「私？　私はみんなから"不吉を連れ歩く"ネビュラって呼ばれてるよ。お、ビビった？」 アルカディア帝国で傭兵兼賞金稼ぎをするネビュラは生まれ付き『聖痕』を持っていた。 黒竜教を信…