「青年と少年」を含む小説

クラスの子の消しゴムを隠した。 それだけだった。

オレは染（ソマリ）の背中に回り、ゆっくりと抱きしめた。彼の白いゆびさきまでオレの体温があたたかに伝わるように、と。 2018年に書いた短篇が発掘されたのでひっそりと公開しま…

　青年が祖母の墓参りに行くと、墓場でピザを食べながら、サラリーマンの死体を分解している少年に出会う。少年は自分のことを狩人だという。青年と少年の儚い刹那の物語は、そこから始まった。

親から貰った名前を捨て、記号名になったゾーテは、家を出てタタラ先生の寮で暮らしていた。 タタラ先生がいない週末。 『メモリオール』を奪われた先輩。 名前を捨てた幼馴染。 空を…

「この世界には、アルカナを持つ子たちがいる。君も暇なら見守るといいよ」 ＊＊＊ タロットと共に生きる２２人の少年や青年の話です。 基本的には、一話完結型で、微かな繋がりの長…

その島国は竜に守られていた。 大陸との交流が遮断されながらも、その豊饒な土地で人々は暮らしていた。 竜騎士と大陸から飛ばされてきた青年（当時少年）の日常を、多分ほのぼのと綴りま…

魔術学園に推薦してもらえず、夢破れた少年レフィは在野で魔術の腕を磨くために賢者リューク・アルハーレンの住まいを訪ねる。しかし、そこにいたのは、リューク・ファルハーレンという、賢者…

エアポートで少年に物を盗まれたアルド。その後現れた青年と共に少年を追いかけることになったのだが＿。 セティーを持っていなくても大丈夫な内容になってます。 が、外伝「閉ざされた箱…

身体が弱いために家に引き籠もっている少年と、その少年の世話をする青年の物語。 #novelber（https://twitter.com/Fictionarys/status/1…

有井まもる(12)、藤谷透(28)は、親戚でも、知り合いでも、ましてや恋人でもないが、同居している。「なんでもない」2人が暮らしている姿を、少しずつ切り取っていく。 少年と青年が…

2020年の夏期休暇から 2015年の夏期休暇へ 時間旅行の果てで 「ボク」が取り戻したかったモノとは ・‥…━━━・‥…━━━・‥…━━━ SF要素は淡いです。 タグが表す…

ある日を境に、視界をちらつき始めたモヤ。 突如として異常現象を感じるようになってしまった高校生の桐野瀬名【きりの・せな】。 かわいい幼馴染み・きららとの日常は崩れ始め、突如とし…

僕は土に還りたい。 生まれる前の姿になって、正しい姿で芽吹いて、あの人の希いを受け入れる、優しい花に、なりたいんだ。 ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:* 焼き切…

S宿署の新人巡査、碓井龍麻は深夜の繁華街を警ら中に子供の姿を見た気がした。その子供を追って薄暗い路地裏へと入った龍麻は、道の真ん中で膝に顔を埋めて泣く少年と出会うのだが…。 現代…

その痛みは 語れば やわらぐか？ 武士の放った火が都を焼いた—— 突如として、反乱を起こした武士集団・矢頭奴(ヤズヌ)によって貴族政権は崩壊。戦乱の世が幕を開けた。人々は都復興…

ある男が謎の組織に拘束され、見知らぬ地で監禁された。 「助けに来たぞ」 そう言って現れたのは、細身の若い女性と、幼い少年、唯一戦力になりそうな青年の三人だった。 彼らに連れられて…

　この修道院に連れて来られるのは、複雑な事情を持った人ばかり。だから僕にも居場所を与えてくれるし、お蔭で幸せな日常を送ることができている。 　そう、僕は幸せなのだ。あの日、あの…

魔術師と名乗る青年が村に住み着いた。村人から詐欺師呼ばわりされていたが、それでも少年は青年に惹かれていく。そしてある月夜の晩をきかっけに少年の運命は変わる。少年の選んだ人生の選択…

これといった特徴のない大学生の楠淋（くすのきりん）は、いきなりやってきた女神に、この世界の人間じゃないと言われて、今まで暮らしていた世界での生活を終わらせ、異世界へ行くこととなる…

終末世界の片隅で出会った、正義感と猜疑心の強い青年と、よその星から来たという星の王子様的な男の子の話。全二話予定 ※小説家になろうにも掲載中