「神への信仰」を含む小説

スピンオフ第二弾です。 本編に登場する人物の過去となります。 神を捨てた男が見た神の奇跡。 信仰に目覚めた男が手に入れた、力（ちから）と権力（ちから）の物語。

キリスト教信者ではありません。他の宗教も信じたことはありません。しかし今「神」について、ちょっとだけ喋らせて下さい。元より五十男のイカレタ妄言、物狂いと唾棄し、忘れて下さい。

遥か昔、世界を二分する大戦争により、人も大地も、滅亡寸前にまで陥った。 暗黒の世界に光を蘇らせるため、戦争の勝者は、創造神への信仰によって人々を纏め、各地に神殿を建造した。 ガル…

Inside 五年前、世界は七日間に渡って崩壊した。それは世界の自死と考えられ、【式日】と呼ばれている。人間が暮らせる土地は極端に減り、その土地は何らかの”信仰”が存在している場…

天鳴島。 そこは独自の文化が成り立つ閉鎖された世界。 神ヒルを信仰するこの島である神が眠りから目覚める。 それがあらゆる物語の始まりとなる。

怪異であるマガ神様を呼び出さぬよう、守り神であるニギ神様への祭りを欠かさず行なってきた、新留村。しかし国の政策で異教は禁じられ、ニギ神信仰は軍による弾圧の対象となってしまう。 祭…

KAC20222お題「推し活」　アテン神を信じよ。

ある小さな島では、古くからある神が祀られていた。人々はその神を深く信仰し、そしてその神は人の営みを愛しあらゆる災いから守ってきた。その神社の家系に生まれた一人の高校生が、ある日先…

『烏瓜村』。外界から隔絶された山間のこの村には、『ノイギィ』と『マヅラ』という二柱の神がいた。その二神は敵対しており、当然とそれらを別々に信仰する村人たちも、互いに仲が悪かっ…

『聖女転生物語』が小説家になろうで総合ポイント1000Ptを達成した記念の短編です。 番外編『英雄・カルヴァン・タイターの日常』より少し後のお話で、『紅い瞳の奴隷騎士は、少女のた…

息子が交通事故で意識不明。場所はアメリカ。それだけでも寝耳に水だが、親に黙って結婚し、イスラム教に入信していたことまで発覚！　熟年夫婦は急遽訪れたアーカンソー州の小都市で、そんな…

近未来。超越知性の招きで人類が初めて降り立った太陽系外惑星には、理論上知性を持ち得ない生物しか存在しなかった。だが超越知性は現に存在する。神の如き導きを示した神の如き存在は、いっ…

有史以前、『黒き岩』と呼ばれる巨岩を崇める、三つの部族の物語。 第三回偽物川小説大賞（テーマ：神）に寄せて。 あとがきのようなものを書きました。 ネタバレ満載なので、本編読後…

　ここではないどこか、『大いなる神』への信仰が正道とされる世界。 　かつて稀代の歌姫と評されていたクラリッサは、引退後南の島へ一人旅する──つもりであった。しかし彼女を乗せた船は…

pixivでも公開しておりましたが、こちらでも公開いたします。 あらすじ（結末まですべて書いてますのでネタバレが嫌な人は読まないでください） 大学の宗教学研究室の博士課程に在籍…

これは〈神の奇跡〉が伝承と化し、騎士が銃火に消えつつある戦場の物語。 二百年前に起こった〈東からの災厄〉と呼ばれる壊滅的な戦災を経てなお、滅びゆく大陸を二分する〈教会〉と〈帝国…

現実世界の問題を人工知能と天才軍師が語り合う。 一話完結の哲学的短編集。 正義とは、人工知能の命とは。死後の世界に人工知能は行けるのか？ 人工知能の犯罪をどう裁くのか、反省後悔す…

唯一神"エルム"を信仰する宗教国家・クルサール。聖女と王国騎士団長の息子リツィード・ガエルは、無実の罪により宗教裁判にかけられ、磔にされて火刑に処される。王国最強の剣士として名を…

詩人・中原中也は『山羊の歌』、『在りし日の歌』などの詩集を残したばかりでなく、「地上組織」や「試論」などの芸術論も数多く執筆している。 そこで、詩そのものよりもそれらの芸術論にス…

ある小さな村の首長の娘ソフィにとってリクラフは村の優しい守り神だった。 その村は、海の向こうから大陸に襲来した連邦軍との戦役に巻き込まれ、抗戦の末に全滅する。 ソフィと、連邦軍将…