「弾む」を含む小説

　誕生日とクリスマスを目前にフラれた小雪は、それでもカレとの復活を願っていた。 　愚痴聞き相手の年下の遠藤くんを踏み台（？）に、まずは精神的に立ち直ろう、と思っていたのだが。 …

見かけ丸い。きっと中身がない。弾むだけは調子よく弾む。低い方へと転がりたがる。表面はのっぺりしていて掴み所がまるでない。父の魂そのものだ。 失踪の挙げ句頓死した父が不思議な姿で…

埼玉県の御留美市を夏に離れ、夏、秋、冬と、四季のほとんどを岐阜県の飛騨で過ごして来た高校一年生の宮川健人。辛いものが苦手ながらも担々麺を好物とする、ちょっと変わった少年は、高校一…

　酒が好きなとある姉妹。けれど、好きな酒の種類は正反対。 　今夜も会話（とおつまみ）を酒の肴に姉妹トークが弾む……のか？

こつり、こつり。 優しい風に包まれて目を開ければ、そこはもういつもと違う世界。 境界の学校と呼ばれる、人間の地と妖の地を結ぶその学校は、いつだって新しい物語が生まれている。 ー…