「定理」を含む小説

『妹さえいればいい』こそを至上のモットーとしている、究極のシスコンである僕明石月祐は、妹の麟と二人っきりで生きていけるように、実は多元的夢の世界であるこの現実世界を含むすべての世…

世界には４つの「至高神が創り出したダンジョン」が存在していた。 その内の一つ、「バベルの塔」。 そこに実家から勘当されたばかりの少女、アイリス・D・マルセイユがやってきた。 こ…

ジャンル的にはホラーと現代ドラマの間といった感じの奇妙なお話集。 たまに箸休め的なほっこり話も混ざります。 （直接的な表現は無いと思いますが一応残酷・暴力描写有りにしています） …

「私のお願い、叶えてくれない？」 そんな彼女の一言から始まった、 俺たちの奇妙な絆。 彼女の過去を知っていくたびに、 それと同時に別れも近づいてるということで……

　無限の猿定理―― 　猿がタイプライターの鍵盤をずっと叩き続ければ、シェイクスピアの作品と同じ文章が出来る（はず）という夢のある話。 　そして私の本来の職業はプログラマ……の…

　岐阜県最北の三方崩山に突如現れたエントロピー反転円境界線。 何者をも受け入れるが、何者も出さない。その奥へ消えていった、一人の老科学者。敢然と立ち向かう一人の物理学者。彼が目に…

外見、性格、癖――。全てを総合したものを「自己」というのでしょうが、ではそれら全て同じものを持つ者がもう一人いたとしたら、「自己」はどこに求めればいいのでしょうか。確かにそこには…