「坂の上」を含む小説

迷子の迷子のナナちゃんは、ママを探して町を彷徨っていた。 そんな時、彼女は坂の上にある時計台の存在に気づく。なんだか気を惹かれて、その場所を目指す彼女が辿り着いたのは、愛らしくも…

坂の上に歪な家が建っていた。 僕らはそれを、九龍城と名付けたのだった。

※自主企画 『筆致は物語を超えるか【雪を溶く熱】』参加作品です。 坂の上に住む美冬と、坂の下に住む秋人は幼馴染。 雪の日に遊んだ、楽しい思い出。 雪の日に事件が起きた、苦い思い…

「最後まで読み通せない本がある」尚人はそんな噂を耳にして、その本を探すべく、険しい坂の上にある図書館へと通うことになる。急すぎて登り切れない坂道の途中で立ちはだかるのは、砂糖菓子…

父が亡くなり貴族から庶民へと成り下がったクライは街で幼なじみのセレストと再会する。小さい頃仲の良かった二人はすぐに元どおり、仲良くなり恋に落ちる。 一万文字以内になんとか納めた短…

初めっからずっと転がってます。

短編集。 【バグ】ひとりの夕食。“一家団欒”の朝食。毎朝、坂の上で待つ彼女。儚い日常が、終わりを告げるとき。 NEXT▶︎【頭の上から降る音は】近日公開。

中学二年の音内　理歩は、人の感情が苦手な女の子。 仕事の忙しいシングルマザーの母に、週末は祖母の家に預けられて日々を過ごしている。 そんな、夏を目前にしたある日。 理歩は祖母から…

丸の内線の中野坂上駅の前に立っていた謎の人形、通称「中野坂上くん」。いったい何のためにつくられたのかわからないその大きな金属製の人形は、未知の何かに捧げられたもの。

駅から5分。 ちょっとした坂の上に建つ茶屋がある。 『蛍茶屋』 夕暮れから深夜まで開いているそこは、不思議な光をはなつ。 来店するお客が持つ悩みに、一杯のお茶で寄り添うお話。

「一服ですか？」 　頭上から降ってきた声音に、男は街に落としていた眼を坂の上へと移した。 　大きな紙袋を抱えた人の影が、音も無く、滑るように石段を下りてくる。影の持ち主は小柄で華…

2時間に1度電車が通る小さな街に住む絵描きの彼女と僕。これは誰かの陽だまりのおはなし。

今朝、目覚めてみると見知らぬ部屋にいた。 秘境の温泉地で目を覚ました私には、昨日の記憶がなかった。 不思議な心地のまま人気のない街を歩いていると、坂の上に小さな美術館を見つける…

小学５年生の女の子、森井なつみ。 引っ込み思案で、いつも人とうまく話せなくて一人ぼっち。 だけどある日、ひとりのとっても元気な男の子に会いました。

ベリーショートです。 短いけれど、ストーリーがあって自己投影できて、そして行間に香りや空気を感じられるような作品を作りたいと思います。