「地獄の鬼」を含む小説

世のため人のために人生を捧げた寿庵。極楽浄土に行くはずなのに、なぜか地獄に堕ちてしまった。寿庵を担当する地獄の鬼は三本角と呼ばれる青鬼であった。この鬼から永遠の責め苦を追うことを…

気付くと、俺は地獄にいた。深紅のような肌を持つ、赤鬼として。 永遠と同じことを繰り返す。そんな空間、それが地獄。 赤鬼の俺は、『扉』を見つけた。そして、『扉』に向かって駆ける人間…

質素な小即村（こそくむら）では、あまり食料や薬草が育たない為、 礼子が物心ついた頃には、鬼の棲む村まで食料と薬草を取りに行くのが、村の風習になっていた。 礼子はよく、叔母から昔話…

月山桜は、入学したばかりの高校生活にやっと慣れ始めていた。 そんな彼女にある日突然妙な事が起こる。朝起きると枕元に、ずっと欲かったブランド物のアンクレットが置かれていたのだ。欲に…

　不運な事故に見舞われた高校生の夕希は、見知らぬ岩場で目を覚ます。鬼に追われ逃げ惑う夕希を救ったのは、人形のように可憐な少年だった。運命(さだめ）と名乗る少年は、この地獄を抜け出…

　就職初日に階段から足を滑らせて死んでしまった、新人司書の天野宏美（見た目は大和撫子、中身は天上天下唯我独尊）。 　そんな彼女に天国の入国管理官（似非仙人）が紹介したのは、地獄の…

地獄に行ったり血の池地獄に行ったり○○○○に恋したり宇宙に行ったりします。 登場人物はみんな頭おかしいけどおかしいなりにがんばってます☆ミ この作品はフィクションであり、実在す…

夏休みにごろごろしていたこんぺいはデブオタ型ロボットのぎーく君と地獄おためしキットを使っていたが、そこにいたクラス一不細工の岩男が後藤に対する嫉妬で、ぞっとするほど恐ろしい地獄の…

青鬼は赤鬼の如く猛り狂った。「現世の連中は何をしている。ちゃんと教育していないのか」と。しかしながら、捨てる神あれば拾う神あり。彼の行く先は定まった。いやもう、これからの地獄は大…

欧米には、吸血鬼、狼男、フランケンシュタイン、透明人間など、多数の古典派有名キャラクターがいます。ゾンビも娯楽作品の題材としては不動の地位を占めています。日本発の有名キャラって何…

くだんとは予言をする聖獣。歴史に残る大凶事の前に生まれる。短命。 鎌倉時代の草創期。くだんは源頼朝の長女、大姫として現世に現れた。 大姫は地獄の鬼を「しもべ」と呼び、配下にしてい…

気づいたら、知らない列車にのっていた。自分の過去も名前も忘れてしまった主人公、彼が降りたのは、岸辺の駅。 そこで、思いがけない人に再会する。