「不思議な夜」を含む小説

　高校一年生の森谷露は真っ暗な夜の中で黄金色に光る一匹の不思議な蝶とであった。

少女は気付くと『昼と夜の間』という名前のレストランの前に立っていた。 周りに人はひとりもおらず、レストランに入っても、ボーイがひとりいるだけで、お客は誰も入っていない。 「いら…

　十六歳の少女。大橋檸檬はある日、とても暗い夜の森の中に、……落ちた。

「夢」にまつわる様々なお話。 人も動物も機械も空も夢を見る。

やさしい家族と暮らす高校生、秋山タケルはある日、謎の人物に連れ出され大怪我を負う。九死に一生を得たタケルは、戸惑いながらも自らが魔物から人々を守る存在、「白の人狼」であることを知…

少女が見る夢。蒼いコートの男との不思議な茶話会。二つの月に見守られ、今日も二人は、見知らぬ国のお菓子に手を伸ばす──

鏡になって、不気味な最後の夜、彼女の本当の姿を知る。

誰もいない道、明かりの点いていないコンビニ。人の匂いが消えた街で、「リン」はひっそりと明かりを点ける。

ふと、思いついたもの。

夏の午前3時、勉強の手を休めたそのとき。窓ガラス越しに見えたもの…（表題「夏の宴」）。13年文学フリマ参加時の作品を集めた短編集。残業帰りのタクシーでのできごと（「あまいにがい」…

深夜の自動販売機コーナー。 そこで飲み物を買おうとしたある男が巻き込まれた悲劇。 しかし、それは対岸の火事の第三者（読者）からすれば、申し訳ないが「喜劇」となるのだが—— ※要す…

永遠に朝が来ない「街」へやってきた「僕」 ずっとこのまま、何もかもを覆い隠す優しい闇の中で、包まれていたい

この話は物語でなく、プログレッシブロックの歌詞の様なものなので気楽に読んでみて下さい。

南部で私は腹を空かせている David bowieのALL THE YOUNG DUDES聴きながらお読みください。 これは、破滅に夢見勝ちな貴方への忠告です。

How High the Moonを聴きながら、お読みください。

悲しい失恋をした次の日、私は海で鯨と出会った。

砂漠を縦断するラシードが出会った女ベドウィンとの不思議な小話。 創作クラスタお茶部作品集『フェティーシスト』に寄稿したものの転載。

私が見る夢は他人より奇妙で奇抜だと思う。 老若男女、年齢も性別も実際と異なるのみならず、外国語がネイティブの人格になることさえある。 そんな私が夜見る夢と白昼夢のような夢想の混じ…

それは、夢か現か。 何ない休日に訪れた喫茶店で、開いたカバンには見知らぬ本が一冊入っていた。 タイトルは『夢』。 普段ならおかしいと分かるはずなのに、今日の自分はどこか気分が良…