「旅立ちなど」を含む小説

　高校三年生のタケシは大学受験を目の前にして、受験する大学を地元の大学にするか、憧れの都会の大学にするか悩んでいた。 　タケシの将来の夢は「建築士」になる事で、地元の大学を受験す…

精霊王の森、東のピクシー村ポヨド。いつものように歌い舞っていた私達は、村長から広場に集まるよう呼び掛けられた。

地に満ちた人類は故郷となる星を旅立ち、遥か広い宇宙へと巣立っていった。 まだ見ぬ場所に新たな母星を、知性を宿した友と呼べる存在を、そして全く新しい世界を見つけるために旅立った彼ら…

宇宙ステーション大地(マザー)の次のマスターは№135に決まった。 彼女は優秀な種子(シード)であったが、ナンバーが連番であるため生まれた時から隣同士であることを義務付けられてき…

　誰かの映す世界の優しさや美しさ、そして儚さ。そんな旅をあなたと共に、をキーワードに様々な世界や日常を描いた短編集です。 　この短編集の始まりは、短い文字数で「遠くへ旅に出たよ…

高校進学を前に、引っ越し先の東京に向かう主人公。 おっちょこちょいで天然な幼馴染みが見送りに来ない。

アステールの東の果てに聳える山々の一つ、カムラナムタの中腹に隠るカムラナの民のもとに、不吉が迫っていた。いち早く危険に気付いた青年ヤノは、仲間とともに村に迫る脅威に立ち向かう。し…

ある日世界に核が落ちた。 街や地形に被害は無く、影響を受けたのは幾つかの人々。体の一部を奪われた、ある者は心、またあるものは腕や脚、体全体を奪われた者までも居た。 とある街に住む…

これまでいくつもの難問を乗り越えて来た仲間だったが、いよいよ卒業となってそれぞれの道を進むことになった。 それも仕方のないことではあったが、でもこれまでに築き上げた友情はこの仲間…

この物語には勇者も王子も居ない。 お姫様を助けにも行かないし、世界のために戦いもしない。 魔法や魔法具が発達し、魔獣と人があるいは人と人とが生活領域を奪い合う世界で自分だけの居…

祖母の一周忌に寄せた詩です。のんびりとした電話の声を思い出しながら、書きました。 センシティブな内容を含む作品です。ご了承の上、ご覧下さい。

　自主企画、２００文字で前後編、に参加した超短編第２弾です。 　内容に関してはですね、もうね、前の作品(告白、https://kakuyomu.jp/works/11773540…

　故郷から旅立つ人を歌で見送る。それが、歌旅人（うたびと）であるシオン・ライアルの仕事だった。しかし今日の依頼は少し様子がおかしい。 　――天国へ旅立ってしまう前に歌を届けて欲し…

　少年は、屋根の上でいつも赤い色の空を眺め、いつかお父さんから聞いた美しい青く輝く海に囲まれた豊かな森や川のある青い楽園に行くことを思っていました。 　その場所は飛行艇乗りたちの…

　二十二世紀――人の存在意義が大きく変わった世の中で、教師であるイブキは十人の子供たちと共にデュレイと呼ばれる貨物車に乗り、新たな旅立ちとなる社へと向かっていた。 　一年間の教育…

うとうとしていた俺のところに一人の男がやってきた。黒スーツの男はカタログを差し出し「羽を選びませんか？」と問う。さて、これは訪問販売等の類だろうか？訝しがりながらも、俺は男の話に…

キタハラ【カクヨムコン大賞受賞・熊本くんの本棚】原案。 イワトオ【迷宮クソたわけ】執筆。 山村で姉の子を育てる青年のもとに、姉の戦死が通達される。 同じ日、精鋭王国騎士団の女性…

短編です。 『J』の旅立ちを『私』が見送ります。

書こうとして放置していた、戦記小説の冒頭部です。 もう書くことはないと思いますが、ローカルに眠らせておくとファイルが迷子になりそうなので、アップしてみます。 内容ですが、架空世…