「小説現代」を含む小説

ファンタジー、現代舞台、怪談風、恋愛、ナンセンス……様々なスタイルの300文字の短編集。 2020年～2022年の間に、Twitter300字ss企画（@Tw300ss）様に参加…

かつて敏腕トレーダーと呼ばれた一人の男。 AI時代の本格的な到来で職を奪われ、虚無の淵に叩き落とされる。 しかし、荒れ狂う市場の中で、かすかな人間の可能性の燻りを見出す。 旅に出…

相馬 蓮（そうま れん）、15歳。高校1年生にして、ヒミツの役目として、世界を守る、世界魔術師の一人である。ある日、蓮の携帯電話に留守電が入っていた。聞いてみると、それは、3年後…

一話完結の掌編。 ✳【エブリスタ】でも同内容で公開中の小説です。

執筆時間の制限を15～30分に設定した即興小説をまとめました。時間制限の中で紡がれた物語たちをどうぞ。

かつて私と母を捨てた父が死んだ。父は遺言で蒐集品を私に遺した。そんなことで過去の償いをしようとする父への暗い感情を抱え、私はその部屋に入った。そこにあったのは……

「 第一回 大暴力小説大会」によせて書きました。

その言葉をストレートに伝えられないから、少女は得意の言葉遊びを繰りだした。

東京のひと夏の終わり、あかねは姉の百合子の怪我により、突然お見合いの身代わりを務めることになる。緊張と戸惑いの中、彼女は自分の正体を明かす勇気を見せる。その正直さが、相手の涼真さ…

「東君さ、きみ小説を書きたいんじゃない？」 　そんなわけないと、おもいながら東はなぜか否定できない。 　苛立った気持ちと意味のわからない焦燥感でないまぜになりながら、いつの間にか…

高校卒業後社会人となった主人公は、成人式の振袖に迷い中

警察庁特別捜査官という肩書を持つ男、久我総。 彼は警察庁長官の直属の部下であり、すべての事件への捜査権を持っていた。 特別捜査官のことはすべての警察官が知っており、捜査に協力する…

春から秋まで咲き続けるバーベナ。桜の花びらのような可憐な姿。ケルト人はバーベナに呪術の力を見出していた。魔力の意味も持つこの花は、キリストが処刑されたゴルゴダの丘にも咲いたという…

【ワケあり商品】作品名「事件」、ネタばらしも是非ご一読ください。

　文庫本、単行本、雑誌、漫画、絵本。この世のあらゆる本と呼ばれる者たちが自らの意志を持って反乱を起こしたのです。 　最初は些細なことから始まりました。 　とある古本屋の店主か…

ひざをかかえたしずかは、月へ行くことを選んだ。 もう戻せない過去を思いながら、遺された信太がまばたきをするあいだの物語。

思いつきで書きました。

市の文芸賞に応募……しませんでした。 小説を愛してやまない女子中学生 伊藤鈴香（いとうすずか） 13歳　6/4生まれ　153cm 面倒くさがりや　一回ハマると抜け出せなくなるが、…

⎯⎯ わたしはおねいさんが好きだった⎯⎯ もう二度と会えないであろう「おねいさん」に、14歳の「わたし」が寄せる気持ち。それはあおくて重い雪の日の線香花火のようだった。 ⎯⎯⎯…