「月 死」を含む小説

密林での民族大亡命作戦を成功させたライドウとシスルの二人に トガベ少将は思わぬ褒美を与える。 それは非業の死を遂げたシスルの姉が眠る街、迂恕《うど》へ向かう、 寝台列車の乗車券…

書籍化に係る改稿により、一部設定が変更となりました。 こちらの原作本文は非公開とさせていただいております。 ご了承いただきますようお願い申し上げます。 ※原作を改題した書籍版『レ…

私の父親は福岡市の筥崎宮のすぐ隣にあった「荒巻たねもの」の次男として生まれました。九大経済学部を卒業し広島の東洋工業（現マツダ）に就職しましたが、昭和３１年１０月２９歳の時、私が…

　１９３９年９月に起きた『大厄災』より八十数年、世界は『バベル』により生活の安定を享受し、『バベル』により死の恐怖に脅えていた。 　二律背反するこの状況はしかし、少なくとも数十年…

※いい双子の日（11月25日）にちなんで、双子のお話を公開に戻しました。 25日夜から26日まで公開にしておく予定です。 いい双子の日ですが、あまり良くない双子の話です。 …

　地獄の日々を送った僕が選んだのは『自殺』と言うありきたりな逃避だった。 　死んだはずなのに、果てすら見えない海に一人箱舟に乗って漂っていた僕は、自分をいじめた人間、切り捨てた人…

コロナのなか「１月31日に死ぬ」と予言された人を救うために奮闘する大学生たち。彼女らのそれぞれの一月を綴った日記を一日ごとに読者はのぞき見る。

２０２１年 ８月　完結作品　/2019.12.19 ～2021.1.18執筆 それは夢なのか、物語なのか。残された時間の意味を探して互いの往復は始まった。 ハッシュタグ企画「…

『でも、嫌なんだよ。だってエルエット王国の豊かさはたくさんの人の血で、死で支えられているんだから。』 メリアとエリリンは女性同士のカップル。豊かなエルエット王国で暮らしています…

千年王国が滅ぶ時、そこには死の女神ウィヌシュカの姿があった。 断罪の天秤が導くままに、彼女は殺戮を繰り返す。 「お前たちは滅ぶのだ。神の慈悲なく、何の理由もなく──」 しかし…

マクシムスは帝都の戦車競技（チャリオット）のドライバーである。若手の成長株で、その彼の幼馴染みのコミトにふさわしい男になるべく努力してきた。ところが、そのコミトの家は父親の死をき…

カクヨムコン4 で異世界ファンタジー部門、特別賞を受賞しました。 令和２年１月８日、書籍版に合わせ改題しました。(旧題:元アニメーター、異世界で【召喚術師】になる) ※書籍版と…

　魔物を狩るために龍神族は存在するというのに「結月。僕と一緒に世界の支配者となって、魔物と人間双方を滅ぼそう」と兄のように慕ってっていた刀夜（とうや）からの話を持ち掛けられる。 …

「自分が殺された時は、二十四時間、警察などには連絡せず、『死を見る会』のメンバーを呼ぶこと。そしてメンバーに自分の遺体を観察してもらい、議論を交わしてもらいたい」。 　各々の死…

水谷幸喜(ミズタニコウキ)の目の前で、恋人の赤井沙希（アカイサキ）が車にはねられた。事故後、沙希の両足は動かなくなってしまう。車椅子生活を送る事となり、落ち込む沙希。その様子を見…

　天譴【てんけん】神や天帝が人間に与える罰、天罰、神罰の意 　万世一系の皇帝が知召す世界帝国『アキツ諸侯連邦帝国』（帝国）と、 　真教とよばれる一神教を信仰する専制君主国の連合…

中学生の霧島拓斗は、長い間、人の死に触れないと禁断症状が起こるという体質の持ち主であった。 1999年7月、ノストラダムスの人類滅亡の予言が世間を賑わせている頃、拓斗は学校で京…

　1985年6月、とある団地内の炭鉱で爆発事故が発生。原因は正体不明のガスだった。口封じの為に団地の住人は隔離され、飼い殺されることとなってしまう。これまで確認されてきた、どれと…

死んだはずのボクは、元々生きていた世界とは似て非なる世界にいた。そこは望めばあらゆるものが手に入る、幸福な満ち足りた世界。ボクはひとり、生前のキミと過ごした日々に思いを馳せる――…

二十の遺物、七つの大罪、二人の人格、一人の黒幕。 死神はただ鎌を振るうのみ。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　…