「時代小説、時代小説」を含む小説

死にゆく者の最後の言葉を蒐める暗殺者、河畑深左衛門。 明治四年一月六日、河畑は薩摩人の川路利良から、時の参議、広沢真臣の暗殺を依頼される。 大喜びする河畑であったが、なんと依頼は…

　齢たった十一の千熊丸は細川晴元より和議を石山本願寺の一向宗と結ぶように命じられる。

これは今より遥か昔の、とある男の物語である。 芥川龍之介に影響をうけて昔書いた物語です。

平和な将軍様の御世のお江戸、同心・堀田秀嗣（ひでつぐ）は、同心部屋では役に立たない「昼行灯」と言われているが、市中ではその男っぷりからなかなかの人気である。上司の小田が堀田に命じ…

天和の大火によって焼け出され、檀那寺に身を寄せていた八百屋の娘お七。そこで出会った若衆の青年佐兵衛と恋に落ちるが、周囲の目によって引き離されてしまう。 一方、八百屋に出入りしてい…

中世～近世の西洋をモチーフに書きました。 Twitterのフォロワーさん1000人突破記念の作品です。

随筆「耳嚢」で知られる南町奉行・根岸鍖衛が美形の陰陽師・篁薫とともに、大名家にまつわる怪異に挑む。耳嚢のなかの一編、小笠原家の狐憑き事件が、闇の事件のはじまりであった。犬神遣いの…

戦国の時代、摂津と堺の国境の近くに鍛冶一族が住んでいた。 「来一族」の鍛冶師であり一族の直系の１人、来好成は現一族党首の次男坊だった。 刀鍛冶・鉄砲鍛冶と学び一人前の腕を有して…

春ピクニックの時、遠山高校のバスが南京夫子寺に走った時、突然車の事故に遭遇し、蔡千守と友達の狄子裴は、両方湖の中に落ちた。手の中に蔡家族の家来宝を握った狄子裴は、千年前、ここに忘…

時は幕末江戸、遊郭吉原。気がつけば怪奇の真っ只中にいた二乃助。七つ下の妹を探すが妹どころか見世の知り合いすら見当たらない。とうとう最後には、この惨劇を生んだ幽霊とおれだけとなった…

とある地方の小藩の若侍、尾之江甚八は、幼なじみである栗本源之丞の妹、お絹が急死したことを知る。お絹は、もう一人の親友、能見清之介と近々祝言を挙げることが決まっていた。 衝撃を受け…

お題に「サバイバルゲーム」があった時のために準備していたネタ。わかってるよ。なかったよ。懲りずにまだ時代劇しばり。最新の鉄砲がミニエー銃だったころにサバゲやったらこんな感じかな？…

【二日目】お題が「二番目」でなければ連作・花の秘剣の主人公「新之丞」は生まれませんでした。【三日目】が「シチュエーションラブコメ」でなければ、ヒロインが固まりませんでした。【四日…

幼少のころ、旅の剣客の息子に敗れた風巻大地は〈山の天狗〉から伝授された秘剣を手に江戸の町にやってくる。時は享保年間。徳川吉宗が催す天下無双武術会が開かれる年であった。 　とある事…

【5日目お題】『ルール』ああ、またカタカナ。と思いましたが、掟、風習、習慣、慣習と考えれば時代小説向きのお題。そして、時代劇とラノベにとって、承知しても避けえぬルールといえば「お…

三回目までやって、「今回のイベント『時代劇しばり』で何とかなりそうー」と思ったその矢先。次のお題が三題噺。それは、ともかくも「紙とペン」？　ペン……アイエエエ！？ ペン！？　ナン…

何処か掴みどころのない夫の姿を、妻の"里"は不思議には思いつつも詮索はしなかった。 そんな里の元に、兄が訪れ「離縁しろ」と告げる。 3500字程度の掌サイズで終わります。

気のいい若旦那が恋をした。 けれど相手は人ではないようで………。 以前投稿したシナリオ「唐津奇譚」の小説化………というより、小説が先でシナリオがあとですが。 怪談仕立てです。

　時は戦国、山深い大木村に、「巫女姫」と呼ばれる少女がいた。年は十九、小夜（さや）という。風を操る不思議な力を持っていたが、その力は村内だけの秘密とされていた。 　ある日小夜は山…