「覚えていない」を含む小説

ここは北海道のとある町。今は極寒の真冬でこの辺の地域の最高気温は零下。 　今日は父の月命日で一月二十日。午前十一時にお坊さんが拝みに来てくれる予定。なので、今日の仕事は午後から行…

いつかとても大切な約束をした。その子の顔も名前も、もう覚えていない。だけど、その子と交わした約束だけは覚えている。 俺はその子に約束した。 「僕が、きみを守る」

事故にあったという連絡が入り急いで病院を訪れると、そこには記憶喪失となった元恋人、中井　夏の姿があった。以前の面影はなく自分のことも覚えていない彼女の変わり果てた姿を見て驚きが隠…

海外旅行が大好きで、海外に住んでもいます。私がそうなったきっかけは、20年前にはじめて飛行機に乗った時の体験にあります。その時のエピソードです。

かつて、ある少女と約束を交わしたヒロト。その約束が果たされることはなかったものの、ヒロトはその約束をずっと引きずっていた。 ゲームの中で再び見つけ出した、「自分ことを覚えていない…

その少女は目覚めた時、何も覚えていなかった。 見覚えのない洋館に大きなリュックサックと自分だけ。 記憶を取り戻す旅の道中で、少女は自分が触れたものから記憶が流れ込んでくることに気…

リーズ王国で行われている、過去に生きていた吸血鬼の血を使う『吸血鬼順応検査』にて、100年ぶりに吸血鬼に順応してしまった主人公のリアム・ゼアライト。吸血鬼になった彼の行動を抑制す…

前世人間だった頃のことはあまり覚えていないけれど、わたしは確かに生まれ変わるのならスライムのような存在が良いと願った。……気がする。 これは人間からスライムに生まれ変わった、…

　リンドベル伯爵家の庶子リリアは、離れに隔離され家族に虐げられる日々を送っていた。 　そんなリリアは腹違いの妹マリンにあらぬ冤罪をかけられ投獄。 　極度の栄養失調気味だったリリア…

　19世紀中頃のイギリス。 　霧深い田園地帯に佇む屋敷は、一見して何十年もの歴史を刻んだ風格がありながらも、長い間手入れされていないことが外観からも明らかだった。 　その屋敷は、…

復活したので、水曜に更新します。 ただ体力的に無理な週もあるかも。 人々が「厄災」を避けるために「村」を作り、その中で共に暮らしている世界がある。 そんな世界の村の一つ「ザル…

　天ノ川遊星（あまのがわゆうせい）は、生徒会長に十五回目の告白をした――が、またしても撃沈。 　何度フラれてもあきらめなかった遊星だが、ついに心が折れてしまう。傷心のまま四月の…

【抜粋】 　Ｙ市で発生した列車転覆事故から１０年。 　その日は鉄道会社主催の慰霊祭が執り行われた。 　年々訪れる遺族は減り、今年に至っては約半数ほどだった。 　遺族の一人、祐子…

初恋のときめきを覚えていますか？ 年上のあの人に選ばれる人が羨ましい。 高校二年生の心結は英語の教師成瀬に片思いをしている。テレビでは芸能人が18歳の年の差婚を発表した。 だけど…

いずれ妻となる人間として大切にする一方、年の差のせいか恋愛感情を抱いてくれない婚約者を持つナスル姫。 婚約者であるエアフォルクブルク帝国の第一皇子ロザムンドの優しさに恋心を抱くよ…

奔放な父の孤独死をきっかけに、30代の私は消えぬわだかまりとともに、亡き父に宛てて手紙を綴る日々を送っていた。 そんなある日、かつて中学生だった私を深く傷つけた男と再会する。 今…

　目が覚めると、身動きのできない状況になっていた 　酒の飲み過ぎで何も覚えていない。 　とりあえずトイレに行かせてくれ…… 「カクヨムWeb小説短編賞2023」創作フェス 　1…

青年は気がつくと【写真館ツミホロボシ】という不思議な写真館の店に立っていた。 なぜこの店にやってきたのか覚えていない青年。 そのとき、【写真館ツミホロボシ】の店主に声をかけられて…

りょーこ・・・本名 弓車 涼子。癖強な腐女子で性格はかなり変でメガネを固執することで生きがいを感じている。NTRを常に拒絶することで逆に快感を覚えていてわざとNTR専門の同人誌を…

これは自身が体験したノンフィクションです。 ただ、昔のことなのではっきりとは覚えていませんので、記憶を頼りにストーリー仕立てにしました。 よろしければよろしくお願いします。