「月 旅」を含む小説

死人が怪物へと変化した存在『月住人』と、それを支配し、操る死霊術師『四季の死者』。そして、永遠に重なり、この世から陽光を奪い去った『朔』によって、人々は闇と混沌渦巻く世界で恐怖し…

就活中の青年、中年サラリーマン、女子高生……平凡な３人の主人公達のある１日に起こる「１２時発１時着」。１話完結の３つの短編アンソロジー。「１２時発、１時着」の旅の行き先は？ 第１…

ランベルク帝国の軍事学院壇上で講師が話をしている｡ 今日の授業は世界史のようだった｡ 「3258年､人類は誉れある偉業を残す｡新人類を産み出す事に成功したのだ。 彼等は、異能を…

■ねこかんふりーく 敷常（しきじょう）トオル１５歳は、クラス委員長の一里塚深月（いちりづかみづき）に恋い焦がれていた。 　だが小心者に加えて後ろ向きな性格ゆえ、告白もできず、遠目…

　２０１４年、東京下町江戸川区の弁当工場「祝一」に勤めていた根岸豪志は、長年悩まされた不眠症も快方に向かい順風満帆に思えたが、会社の上司にストーカーされ、毒入りジュースも飲まされ…

まほろば町は長年灯台に見守られてきた町。 しかしその灯りは、ある夜に突然絶えてしまう。 消えた灯台の灯りを再びともすため、仲間達はそれぞれ「灯りの材料」を探しに旅に出ることになる。

彼は未来を失った。それでも、約束を果たすためと旅に出た。 彼女は未来を掴みたかった。ゆえに、通過儀礼にすべてを賭けた。 ロクサーナ聖教の総本山、シャラクを目指す旅人イゼットは、…

世を混沌に陥れる竜、神話に謳われた最強にして最恐のドラゴンは、長き戦いの末に討ち果たされた――しかし、闘争の果てに人類が得たものは平和ではなく、さらなる混沌だった。 そんな世界……

二〇〇〇年から少し経った、第二文明末期。地球を大災害群が襲い、ほとんどの歴史の証は消え去った。選ばれた少数の人々は宇宙基地に逃れて六〇〇年間の冬眠につき、その間に地上に残った人…

２０２１年７月２３日。東京オリンピックの開会式が執りおこなわれる日。私は２３年間生きてきてしがみつき続けた愛してやまない北海道の大地から離れ、遺憾ながら東京に送り込まれた。

繁栄と平和の女神・ジルツァークと争いと残虐の女神・モビトゥーイが納める世界エクサイト。 ３人の勇者、その１人ジェイドは不死身の勇者。 物語は彼が捕らえられた牢に２人の勇者が助けに…

鯨でバスを作った主人公と、その鯨が、乗客を探して旅をする話。

これは、呪われた出生と運命に翻弄され――敵と自分と、ときに仲間の血にまみれ――世界を巻き込みつつも――。 復讐を果たさんとする、しかし尚も獣でなく人で在り続けようとする、一人の美…

幼なじみと恋人になることができた津村稔は、幸せな高校生活を送っていた。しかしある日突然異世界＜メルセルウスト＞に召還される。目が覚めるとそこは暗い岩窟で、目の前には巨乳とマッドな…

「……すまないが、ここに避難させてくれないか？　俺たちは旅のものだ」 　吹雪の中、小屋の中に住んでいた女性は突然の来客に玄関の扉を開ける。 　その来客であるふたりのバックパッカ…

西暦2685年……新和782年……今日は4月……12日…… ここは母なる都市『メトロポリス』 そこには人に育てられた一人の少年がいた。名をコウイチ ある日、コウイチは人と出会…

【申し訳ありません、最長10月まで休載致します】 なんだかヘッドライトが目のように見えるな―― そう思った日から我が家のデミオは口を利くようになった。 通勤も休日のドライブも列…

「そ、その服、脱いでもらえませんか！？」 「ふ、服！？　服って、あ、あたしの着てる服！？」 月の聖女ククリルは外の世界を知らずに育った。 しかしひょんなことから盗賊ミミと出会…

魔法のあり方が変わって来た平和な時代。 １２歳の少女、マリィは魔法使い見習い。 魔法を使うのが苦手で、おくすりの調合が得意。 偉大な魔法使いのお師匠の助言で、おくすりで人々を救…

＊作者の世界観が全力で展開されているお話です。あまり頭を使わないで読むことをお勧めします。 夕日が美しかった。その空に飛び込んだ僕は、姿の見えない少女と旅をする。 月の光を辿…