「藤の花」を含む小説

　八坂神社、清水寺、高台寺……総本社、大本山、名刹古刹が数多く存在する京都・東山。この東山の奥に、一の鳥居を構えた急な石段がある。その上には、あまり知られていない小さな神社があっ…

五月――。 俺が入学した高校の藤棚には、藤の花とともに百合が咲いている。 百合大好きな俺はこっそり盗み見るのが日課になっていたのだけど、見つかってしまい……。

十年前に物語の完結した世界。 藤野の姓を持つ家族のお話。 彼らは今、平和で幸せな生活を送っています。 以下、簡単なキャラ紹介。 ▼藤野　龍騎（ふじのりゅうき） 　男　赤い長…

厭世的な小説家・花見　桜と、 金髪ピアスの家出少女・藤槻 千代野 二人の出会いが止まっていた歯車を動かす。 「いつか言わなきゃって思ってた。……ごめんね」 未来が明るいとは…

江戸時代、京都四条の色町には多くの歌舞伎若衆たちがいた。井原西鶴も贔屓（ひいき）にしている人気の歌舞伎若衆女形の藤村半太夫はある日、若い旅の僧に一目惚れしてしまう。そして事件が.…

　大富豪長田家の家政婦の採用試験で合格した遠野静子は一人娘の長田恭子の専属の家庭教師も兼任することとなった。 　恭子は幼い頃、両親の離婚で母と離れ離れとなり、その後、父も他…

【掌編】「私と妻の関係は、ちょっとだけ人と違っていました――」 その人はそう、語り始めました。

藤の花、別の世界線のお話。 もしも彼女がパン屋だったら。 龍騎は変わらず騎士様をしております。 ちょっと龍騎がかっこいいのが腹立つ物語。 お話としては完結済み。 4/7～毎日…

昔よく行った公園での想い出を簡単に綴りました。 記憶は色あせたセピア色になることもあります。 でも、あの時の想い出は、はっきりと色までも空気感までも覚えています。