「朧気」を含む小説

意識を覚ますも体の感覚はなく、記憶も朧気で思考することがどうでもよく感じ再び眠りにつく。 起きると真っ白な部屋にいた。そしてそこにいるある人を自然と見てしまう。それを見ていると何…

天国の入口にある、魂の洗い処という場に"僕"は居る。 そこで天国に行き着いた魂の一生の話を聴き、浄化していた。 ある時、前世に関わりがあった者たちと逢い、朧気だった自分の前世が少…

彼が、私の記憶に眠っています。 きっと、両親の心にも眠っています。 毎日手を合わせて、彼に綺麗な水を捧げています。 海水じゃ、少し塩っぱいのです。 私たちの涙じゃ、少し塩っぱいの…

　私のおじいちゃんは何でも知っていて、子どもの頃、私の質問に答えてくれた。 　これは、昔の私とおじいちゃんの、朧気に覚えている疑問と答えの思い出のお話。 　浅い様で深い、おじい…

行方不明の友達【マイ】を追って化物の潜む夜の街を巡る少女【ユイ】。 今はもう使われていない下水道へと入っていく友の姿。1度も開いた所を見たことの無い下水道の入口は開け放たれていた…

代々繋がる巫女の家系の蘇宮 美優花（18歳）は幼い頃から不思議な体験をする事に疑問を抱いていた。脳裏に蘇る朧気な記憶の一部。それは歳を重ねる毎に鮮明になっていき、長年気づかなかっ…

そこは、平和な田舎の村だった。 畑仕事をサボって森で遊び、村に帰って来たヤヅァムが見たのは、魔物に襲われた村。 朧気ながら甦った前世の記憶、同時に発現した魔力。 ……そんなヤヅァ…